SOLA TODAY Vol.824
本格的な寒波がやってきて、いよいよインフルエンザが気になる季節になってきた。
ボクは人ごみに出ることはまずないので、インフルエンザのワクチン接種はやったことがない。でも小さな子供や年配の人は、ウィルスの種類による効果の減退を考慮しつつも、ワクチン接種を考えるべきだと思う。
最近は麻疹や風疹も世間を騒がせている。来年になると、男性の風疹ワクチン接種が無料になる。ボクもギリギリ対象年齢になるので、抗体検査を受けようかと思っている。もし風疹にかかったら、家族だけでなく妊娠している女性にも感染させてしまうかもしれないから。
これほど免疫医療が進歩しているにも関わらず、かたくなにワクチン接種を否定する人が後を絶たない。どう考えても統計的に有意性を持たない事例を持ち出して、ワクチンは危険だという印象操作をする人や組織がある。
大雑把なボクの感覚だけれど、個人ではスピ系の人に多いし、組織では現政権に批判的な人たちが多いように思う。そしてそれはアメリカでも同じらしく、政治的な問題にまで発展しているそう。
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ボクは医師ではないし、医学的知識に精通しているわけでもない。それでも巷に流れているワクチン接種を反対する人の論拠には、大きな矛盾を感じている。たとえば子宮頸がんワクチンについて、推進派と反対派の記事を積極的に調べたことがある。
素人考えだと言われたらそれまでだけれど、ボクはワクチン接種を禁止するデメリットのほうがが圧倒的に高いと思った。助かったかもしれない人の命の重さを想うと、なぜあれほどかたくなに否定するのか理解できない。
この記事の事例では、子供たちの命を守ろうとワクチン接種を進めた議員たちの苦悩が紹介されている。彼らが考えているのは、すべての子どもに強制的にワクチン接種をさせようという法律じゃない。
思想や宗教的信条によるによるワクチン拒否をなくし、医学的理由以外は子どもたちにワクチン接種をさせようという法案だった。カリフォルニア州ではすでに成立している。ところがオクラホマ州では、ワクチン反対組織による大規模な妨害活動が起きたらしい。
ワクチン接種に反対する議員なら、反対組織は極右の候補であっても多額の献金を投入したとのこと。ワクチンに対する人々の恐怖をあおり、徹底的に推進派の候補を排除しようとした。なぜそこまでやるんだろう、と理解に苦しむような行動だった。
きっと大勢の人がウィルスにやられてバタバタと倒れるまで、その人たちはワクチンの効果を認めようとしないんだろうな。ウィルスで自分と他人に被害を及ぼさないためにも、行政に頼らず自衛するしかないと感じる記事だった。
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