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高羽そらさんインタビュー

悪霊の正体はホテルだった

今日は天気予報どおりのポカポカ陽気。大阪と京都はソメイヨシノの開花宣言が出た。神戸だけ取り残されたけれど、明日には出ると確信している。

 

なぜなら、この桜が満開になったから。

 

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自宅から少し離れているけれど、校区内の中学校近くにある公民館の桜。早咲きのしだれ桜で、これが満開になると神戸のソメイヨシノは開花宣言が出る。満開近しという様子だったので、明日にも開花宣言が出るはず。いよいよ春だねぇ。

 

お花見に行きたいので、必死で新作小説を仕上げている。13万字を超えたので、いよいよエンディングを残すのみ。明日はマンションで給水ポンプの分解点検が行われて、昼間は断水する。だけどあえて家にこもることで、集中して第1稿を完了させたいと思っている。

 

まぁ本音を言うと、パソコンのキーボードが故障しているのが、断水でも家にいる理由。わざわざ外付けキーボードを持ってカフェで仕事をするのはアホらしいからね。

 

だけどスティーブン・キングの『シャイニング』に登場する『オーバールック』ホテルにこもらなければいけないとしたら、象のように重いキーボードだとしても必死で抱えて外に出るだろうなぁwww

 

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『シャイニング』下巻 スティーブン・キング著という本を読了した。上巻の感想については、『非人道的な場所は怪物になる』という記事に書いている。

 

上巻の感想のときにも書いたように、この作品は映画を先に観た。でもすんなりと納得できない部分がいくつもあって、モヤモヤしたままだった。それで原作を読んだんだけれど、もうスッキリして最高の気分。一週間くらい溜まっていた便秘が治ったような気分。知らんけどwww

 

例えば映画で気になったのは、妻のウェンディによって食品庫に閉じ込められたジャックが、なぜ脱出することができたか? 映画ではカットが変わった段階でジャックが外に出ている。

 

だけど原作では幽霊になった前任者の管理人が現れて、ジャックと交渉している。息子と妻を殺すのならあけてやってもいい、と。それで殺人を了承したことで、その亡霊がかんぬきを外している。

 

そしてホテルの秘密もようやくわかった。数え切れないほどの亡霊がいるけれど、その黒幕は誰なのかわからなかった。映画ではあいまいになっている。だけど原作でははっきりと諸悪の根源が示されている。

 

それがこの物語の舞台になった『オーバールック』ホテル。このホテルが悪霊そのもので、次々と人間の魂を吸い込んでいた。でもまだ力が弱く、霊感の強い人間がホテルにやってきたときに、脅したりする自殺させたりする程度のことしかできない。

 

ところがジャックの息子であるダニーは、とんでもない能力を持っている。それが『シャイニング』という能力、テレパシーだけでなく予知能力もある。だから彼の魂を吸い取ることで、ホテルは壮大なパワーを得ようとした。それでアル中の父親であるジャックに取り憑くことによって、息子を殺させようとしていた。

 

だからエンディングがめちゃ納得できる。除霊もエクソシストも必要ない。ホテルそのものを破壊すればいい。この段階で、上巻に張られていた伏線が生きてくる。上巻では管理人となったジャックが、しつこいほどボイラーの管理について説明を受けている。

 

どの程度の圧力になればボイラーが爆発してホテルが吹き飛ぶのか、上巻が始まってすぐに提示されていた。それがラストで生きてくるというわけ。できることなら映画でもここまでやってほしかったなぁ。

 

それから同じく『シャイニング』の能力を持つ黒人コックのディックの扱いも、映画とまったくちがった。ダニーのテレパシーを受けてホテルにやってくるのは同じだけれど、映画ではジャックにあっさりと殺されている。

 

だけど原作のディックはかっこいい。悪霊たちと戦い、母と息子をホテルから助け出している。

 

もし映画しか観たことない人がいたら、原作のほうがオススメだよ。『シャイニング』というタイトルにした著者の意図を理解できると思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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