テレビ番組の未来はどうなる?
ボクのこれまでのパターンとして、外出した日に録画がしたドラマを見て、自宅にいる日に映画を観ていた。それをいまでも踏襲しているので、買い物に出るのが4日に1度になったことで、ドラマを観るのも4日分をまとめて観ている。
昨日は今週分の『エール』をまとめて観た。いいドラマになってきたよね。主人公の二人の結婚が決まって、ドラマを観ながら何度も泣き笑いした。特に薬師丸ひろ子さんは最高。いいお母さん役だよねぇ。そして、先日亡くなった志村けんさんの姿にも心が動かされた。
あとボクが継続して観ているのは大河ドラマの『麒麟が来る』。こちらも桶狭間の合戦が近づいてきたので、信長ファンのボクはつい彼を応援したくてウズウズしている。
ただ心配なのは、新型コロナウイルスの影響で撮影が中断されていること。緊急事態宣言が延長されるだろうから、この先はどうなるんだろう?
そんなヤバい状況は、NHKだけでなくテレビ局全体でも同じ。民放各社は株価の下落が示しているように、かなり苦しい状態に追い込まれているそう。
4月ドラマ壊滅…再放送に頼るテレビ局を待ち受ける「崩壊シナリオ」
ボクは民放のドラマをほどんと観ないけれど、再放送が多いのはバラエティ番組で感じている。ひな壇番組はリモート出演に変わり、ロケ番組も過去作品の再放送ばかり。それなりに健闘している番組もあるけれど、苦労している雰囲気はビンビンと伝わってくる。
ドラマもそんな状況らしく、再放送ばかりが放送されている。これがテレビ局の経営を圧迫しているらしい。リンク先の記事を読んで始めて知ったけれど、スポンサー料の仕組みが再放送にはかなりきびしいことになっている。
CMの料金は「制作費+電波費+ネット費」となるそう。つまり再放送は製作費がゼロだから、必然的に収入が減るという構造になっている。だから再放送ではなく、『特別版』と銘打って放送するパターンが増えている。それなら少しは製作費が発生するからだろう。でも企画や編集する人たちは大変だよね。
再放送をする場合も、原作者や使用曲の歌手等の権利関係が発生する。だからストックがあるからと言って簡単に再放送できないらしい。NHKならスポンサーが存在しないからいいように思うけれど、撮影ができなければ同じことだろう。
そしてボクが心配しているのは、ロケのレポーターやスタジオでのコメントで細々と稼いでいた、若い芸人さんやタレントさんたち。元々弱い立場だから、マジで収入がゼロになっていると想像する。かといって通常モードに戻ってもレギュラーが保証されているとは限らない。
今回の新型コロナウイルスによって、テレビ業界も後戻りできない変化を迎えるような気がする。スタジオに集まらなくてもリモートで出演できることを証明してしまったから。
テレビが番組の未来はまったく不透明だし、おそらく従来のものとは大きく変貌していくような気がする。ボクのような視聴者としては、いい変化になるような予感がしている。だけどタレントさんや制作会社にとっては、相当にキツいものになるかもしれないね。
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