なんて素敵なハッピーエンド!
歳を取ると、何かに我慢できなくなることが多い。ボクの場合はお酒やギャンブルに興味はないので、我慢できないとすると映画や小説。
先日ある本を読了した。世界的なベストセラーになっている『フィフティ・シェイズ』3部作の第2作目。そのときの感想を、『二人の未来が心配で落ち着かない』という記事に書いた。
いわゆる恋愛物語で、主人公のクリスチャンとアナのことが気になっている。第2作の終わりで二人は婚約した。だけどセクハラによってクビになったアナの上司がクリスチャンの命を狙っている。その名はジャック。
それですぐに第3作目を読みたいけれど、その前に読まなくてはいけない本がいくつもある。そこで我慢ができなくなったボクは、映画化されているこのシリーズの第3作目を観た。
『フィフティ・シェイズ・フリード』という2018年のアメリカ映画。ボクのイメージの存在だったクリスチャンとアナ。だけど映画がスタートしたとき、この写真の二人が登場したことでホッとした。イメージーどおりの二人だったから。やはり美男美女でないとこの物語は成立しない。
ネタバレするので、映画を観ようと思っている人はここでさようなら〜www
だけどもし映画を観るのなら、いきなりこの作品を観るのはダメ。ボクのように原作の第1作目と第二作目を読むか、少なくともこの作品の前の二つの映画を先に観るべき。でないとこの第3作目の良さが絶対にわからないから。オススメはやはり原作を読むことかな。
アナを演じたダコタ・ジョンソンは『ソーシャル・ネットワーク』という映画で見たことがあるだけ。調べてみるとメラニー・グリフィスの娘さんだった。そして母親が再婚したアントニオ・バンデラスが継父にあたるそう。
ヌードやラブシーン、さらにSMシーンもある作品だから、出演するのは勇気が必要だったと思う。この第3作目しか観ていないけれど、ボクとしては最高のアナだったと思う。さすが俳優一家で育っただけのことはあるね。
そしてクリスチャンを演じたジェイミー・ドーナンもすごく良かった。超リッチでイケメン、だけど孤児で少年時代にひどいトラウマを抱えているという複雑な人物をうまく演じていたと思う。この物語のファンなので、ちょっとひいき目で観てるかもしれないけれどwww
そしてクリスチャンの妹役で、リタ・オラが出ているのに驚いた。ボクとしてはミュージシャンの彼女のファンだから、まさか女優としての姿を見られるとは思っていなかった。めちゃ得した気分だった。
さてここからネタバレ、やはり上司のジャックはヤバいやつだった。クリスチャンやアナどころか、クリスチャンの一家を狙った。なぜそこまで執拗になるかについて、ラスト近くで明かされる。クリスチャンとジャックは、幼いころに同じ里親のもとで育っていた。
だけどクリスチャンだけが、超リッチなグレイ家に引き取られた。本当なら自分こそがリッチな人間だったはず、という怒りをずっとジャックは抱えていた。だから復讐するために、クリスチャンの妹を誘拐してアナから大金をせしめようとする。
そしてアナの妊娠問題もこの第3作では大きな意味を持ってくる。アナは避妊のミスによって妊娠してしまうが、クリスチャンは異常なほどそのことに抵抗する。それは彼がまだ少年時代のトラウマを解消できていなかったから。それで二人の結婚に危機が訪れる。
というような展開になるけれど、タイトルに書いたようにハッピーエンドが待っている。ジャックは無事に逮捕されるし、クリスチャンとアナは破局しない。それどころか、エンドロールで可愛い二人の息子まで登場するという結末。あぁ、良かった、
ということで安心して第3部の原作を読むことができる。おそらく原作のほうが面白いはずだから楽しみにしている。だけど次に読むときの二人の顔は、この映画のイメージになってしまうんだろうなぁ。
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