硝子
人がやっているのを見てる段階では簡単そうと思えるけれど、やってみると難しいことってありますよね。
パン作りを始めた当初は、先生が手際よく生地を扱っているのが本当に不思議でした。
手にベタベタと付いてくる生地は、手のひらでどんどん乾いてしまいます。
手のひらで乾燥した生地は、玉になってくれている方の生地に付いても復活せず付着することによってすべての生地が無駄になってしまうため、手のひらはキレイにしなければならない、玉の方も乾燥しないようにしなければならないで大忙し。
その繰り返しで生地はどんどん減少し、焼きあがったパンはクラスの中で一番小さくなってしまい、パンと一緒に自分の気持ちも凹んだものです。
回数を重ねて、どうやら扱いに困らなくなった今となっては懐かしい思い出ですが、当時は必死でした。
ガラス工芸も、熱したガラスにぷーっと息を吹き込むと面白いように膨らんで、それをちょんと切って底面を作って…グラスやカップが出来上がっていく様子をテレビで見たことがありました。
テンポ良く仕上がっていく様子を見ている時は簡単そうに思えたのですが、「菅原工芸硝子」の製作体験で実際にやってみたら…見事に失敗
右と左で厚みや高さが違ってしまい、とても液体を入れられる状態には仕上がりませんでした。
パンはもう私のお腹に収められて跡形もないのですが…ガラスのジョッキ「っぽい」ものは、いまでも我が家の食器棚に失敗した証拠として収められています。
繰り返せば、うまくなったのでしょうか
祖師ヶ谷大蔵の「Fiocchi」のお料理が盛られたガラスの器が素敵だなと思って尋ねてみたら、青山のスガハラショップで買い求めたものだとのこと…そんなきっかけで思い出しました。
久し振りに、食器棚から出してみようかな
不思議なことに 料理も 使われる
器によって 美味しさが 変わりますね
フィオッキ 予約の取れない人気店と聞きます
菅原ガラスにこだわる シェフの熱意も
評判の一つかもしれません
どれも素敵なお皿でした。
青山のショップ、どこにあるのか…気になります。