今日の言葉 12月7日
『独りあること、そこに恐怖はない』
創造性が起こるのは、精神があるゆる変化、あらゆる干渉を払いのけて、全く独りあることができる時だけです。
教育の現場で、政府とのつながりの中で、様々な手段を通じて、私たちは服従するよう、模倣するよう、支配されています。そして自分たちを説得して特定の態度や行動を取らせる支配を一つ受け入れてしまうと、私たちは当然のことながら他の支配に対する抵抗を生み出します。
常に影響を及ぼし、干渉し、コントロールし、方向付けようとする様々な支配力を理解するためには、精神は常に反逆していなければならないのではありませんか? 常に脅えていること、そして混乱状態にありながら、秩序を求め、一貫性を求め、導かれ、支配されることを可能ならしむる型や形式を求めることは、凡庸な精神の要素の一つではありませんか?
しかしながら、このような形式、様々なる支配は個人の中に矛盾を作り出し、混乱を生じさせます。様々な支配の中からどれを選ぼうとも、どれも皆、間違いなく凡庸であることに変わりはありません。
精神は模倣したり方向付けられたりする能力ではなく、物事を見抜く能力を持ち、恐怖なくあるべきではありませんか? このような精神が独りあるのであって、故に創造的なのではありませんか? そしてその創造性とはあなたのものでもなければ私のものでもなく、非個人的なものなのです。
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜