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高羽そらさんインタビュー

民間療法が流行る理由

心ない言葉が人を傷つけてしまうことは多い。だとしても、まだ悪意を持って暴言を吐くほうがましなように思う。なぜなら相手を傷つけることが目的だから。

 

最悪なのは、言葉を発する人に悪意がない場合。自分の言葉が他人を傷つけているなんて思わないから、ズバズバと言ってしまう。特になんらかの権威を有している人の言葉は重い。

 

ボクが以前から気になっていたのは医師の言葉。悪気はないんだろうけれど、病人に対して心ない言葉を発してしまう人が多いように思う。もちろん相手を思ってのことだろうけれど、病気になってメンタルが弱っている人にとってはキツい。

 

ある記事でも、そのことが語られていた。

 

アトピー性皮膚炎の患者はなぜ、「民間療法」に傾いていくのか?

 

民間療法は、いまだに注目されることが多い。医学的根拠のないと思われるようなものでも、大勢の人が押しかけている。なぜそこまで民間療法に傾いていく人が多いのかを検証した記事。

 

その内容を読んで、ボクは全面的に同意した。リンク先の記事はアトピー性皮膚炎について書かれている。この病気で苦しんでいる人は多い。そして医師の治療法も確立していないところがあって、民間療法に流れてしまう人が多いそう。そして結果として症状を悪化させてしまう。

 

その元凶となっているのは、医師への信頼欠如とのこと。医師が発する言葉によって患者が傷つき、信頼できないと感じることで民間療養に頼る人が多いとのこと。

 

医療不信というのはかなり深刻な問題だと思う。それを招いている医師の行為として大きく二つが挙げられている。

 

まずは医者が『怒る』という態度を見せること。初対面の患者に対して、怒る医師が多いらしい。おそらく本当は怒っているわけじゃないだろう。だけどメンタルが弱っている人にとって、その態度が怒っているように思えてしまう。

 

代表的な言葉が、「どうして、こんな状態になるまで放っておいたのですか?」というもの。病気になったのが患者が悪いと言っているようなもの。アトピーに悩んでいるような人は、自分でどうしよもない状態になって病院に駆け込んでいる。なのにこんなことを言われたら落ち込んでしまうだろう。

 

もう一つの要因が、医師の勉強不足とのこと。アトピーの場合、ステロイドを勧める医師と、そうでない医師に分かれてしまうらしい。結論からいえばステロイドは効果があるそう。だけど勉強不足の医師が過去の事例をそのまま鵜呑みにしている場合が多いらしい。

 

つまり患者にすれば「医者によって言うことがちがう」ということになる。ひどい医者だと、「アトピーは治らない」なんてことを言い出すそう。そりゃ患者の立場になれば、医師を信用できなくなるよね。

 

医師不足が言われるようになり、かなり激務な職業であるのはわかっている。だけど患者にすれば、まず頼るのが医師だろう。カウンセリング能力までは求めないけれど、せめて相手の弱っているメンタルに寄り添う気持ちぐらいは持って欲しい。だけどそうでない医師が多いように思う。

 

そして常に最新医療を勉強してほしいと願う。時代の流れが早いから、少し前の常識が陳腐化するのは普通。大変だとは思うけれど、医学知識のアップデートを怠るような医師に診てもらいたいと思えないからね。

 

医療不信が解消されないと、ますます怪しげな民間療法がはびこってしまうと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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