[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

死の間際には優しい言葉を

人間や動物は死を迎えると、意識がなくなって五感の感覚が消えていく。それが実際にどのようなものかは、体験しないとわからないだろう。ただ、以前から言われていたことがある。

 

死の瞬間まで人間の耳は聴こえている、と。

 

最新の研究で、それが事実であることが証明されている。

 

あなたの別れの言葉は届いている。死の間際、最後に残る感覚は聴覚であることが判明

 

研究結果を発表したのはカナダの大学の研究チーム。人間の脳はそれまでなかった音が聴こえると、特有の反応をするそう。

 

最初は「ミスマッチ陰性反応(MMN)」と呼ばれるもので、脳シグナルの急激な低下として観察される。

 

その次に起きるのは「P300コンプレックス」と呼ばれるシグナルの急激な上昇で、これは「P3a」と「P3b」という2種のスパイクで構成されているそう。MMNとP3aは無意識な反応だけれど、P3bは作業記憶がアップデートされているサインだと考えられている。

 

この研究チームは、すでに意識を失っているホスピスの入院患者に対して、5つの音で構成されている曲を聴かせた。曲は同じ音が反復するけれど、ときおり音色やパターンが変わる。

 

するとすでに意識を失っているのに、患者たちはMMNとP3aの反応を示した。つまり脳は音として知覚しているということ。

 

さらにそのうちの何人かは、P3bの反応まで見せている。それは音を解釈して、記憶がアップデートされていることを証明している。意識がないのにだよ!

 

リンク先の記事にもあるけれど、もちろんこれはあくまでも脳の反応。だから意識を失っている人に、どのように聴こえているかはわからない。だけど死の間際まで聴覚が機能しているのは明確な事実だということ。

 

だから親しい人の臨終に立ち会うとき、あるいはペットの最後を看取るとき、心で思うだけでなく、声に出して優しい言葉をかけてあげるべきなんだと思う。

 

それがストレートに伝わっているかどうかわからない。だけど相手に対して必死で伝える想いは、必ず届くと思う。

 

動物たちに言葉が理解できなくても、うつろな意識で飼い主さんの声が聴こえるだけでも、きっと彼らは安心するはず。

 

死を迎えた人に意識がないからといって、少なくともその場で遺産の相談をしたり、つれない言葉をかけたりしないほうがいい。絶対に聴こえているからね。

 

decoration/dcr_emoji_238.gifブログの更新はTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る

インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2020年7月
« 6月   8月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/