全てに遅れている日本の現状
昨日からボクが暮らす神戸も3度目の緊急事態宣言となった。といってもさほど生活は変わらないんだけれどねwww
今回の緊急事態宣言に関しては、以前と比べて多くの反論が出ている。それは医療崩壊を招くことになった政府の対応が追求されていないからだろう。
変異株があるとはいえ、感染者が増えている最大の理由はワクチン接種に遅れをとったこと。自国開発できないばかりでなく、ワクチンの輸入に関しても手間取ってしまった。もっと早く対応していれば、3度目の緊急事態宣言は防げたと思う。
去年のマスク不足に関しても、日本のお粗末さが目についた。となりの台湾では個人情報を円滑に運用することで、国民全員に無駄なくマスクが速やかに配布されていた。日本においてはマイナンバーカードの申請から受け取りまで2ヶ月もかかる現状を見たら、完全にIT後進国となったことを受け入れるしかない。
それに比べて中国の技術は最先端を突っ走っている。ある記事を読んで、全てに遅れている日本の現状を思い知らされた。
日本の“出遅れ”がヤバい…じつは中国でもう「無人タクシー」が走り回っていた!
自動運転車が現実化しつつある。まれに自動運転車の事故がニュースになっているけれど、人間が運転している事故数に比べたらはるかに安全だといえる。おとなりの中国では、すでに自動運転のタクシーが営業している。
これだけでも驚くのに、さらに進化している。自動運転といっても、以前は運転席に安全員の人が乗車していたそう。ところが昨年の9月から、まったく誰も乗っていない完全無人の自動運転タクシーの試験運用がスタートしている。
リンク先の記事はその同乗記を紹介したもの。写真を見ていると、本当に無人のタクシーが運用されているのがわかる。歩行者がいても安全に停止するし、行き先をネットで登録するだけで、タクシーとしてまったく問題なく利用できるとのこと。
さらにすごいことがある。例えば道路工事等で通行止めとなっていた場合。人間の運転なら迂回したり、ひどい場合は交通ルールを無視して突っ切ることもある。だけどAIに制御されている完全無人タクシーだと動けなくなってしまう。
そんな問題に対処するため、遠隔操作でタクシーを誘導するシステムが導入されている。別の管理室で待機している人間が、そうしたトラブルの際に代理運転をしてくれるとのこと。こんなことができるのには理由がある。
中国では携帯電話のシステムがすでに5G主流となっているから。日本もようやく5Gが使えるようになってきたけれど、地域は限られているし、対応しているスマートフォンを持っている人も少ない。ほとんとの人が4Gの電波を利用している。
だけど自動運転の遠隔操作は5Gでないとできない。つまり日本で同じシステムを導入しようとしても、インフラ的に対応できない。これが日本の現状だということ。いまだに5Gが健康被害をもたらすというデマを信じている人が大勢いる国だからね。
悲しいけれど、これが日本の現実。このことを自覚せずにプライドばかり守っても意味がない。ほんとため息しか出ないよなぁ。
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