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高羽そらさんインタビュー

結果を理由にしても無駄

いまだにネットで頻繁に見かける「片付けられない人」の対処方法。それだけ悩んでいる人が多いのだろう。

 

昨日もある記事が目についた。本の宣伝なんだけれど、記事のタイトルに惹かれてしまった。

 

6000軒を片づけた家政婦が教える「片づけられない人」の共通点

 

このタイトルを見たら、片付けられなくて悩んでいる人は飛びつきそう。ざっと記事を読んだけれど、うなづける内容だった。ただしちょっと気になることがある。それは片付けられない人の原因としてあげられている5つの項目。記事から抜粋してみよう。

 

(1)収納がぎゅうぎゅう

 

(2)障害物がある

 

(3)動作が窮屈

 

(4)戻す場所まで遠い

 

(5)戻す場所がバラバラ

 

という5つ。要するに著者が言いたいことは、片付けられない人の原因として、家の中に『めんどう』が多いということ。だから嫌になって片付けなくなってしまうという理屈。

 

たしかにそうなんだけれど、これは結果と原因を履き違えていると思う。

 

『めんどう』が多いから片付けられないのではなく、片付けられないから『めんどう』が多くなっている。ボクは実感としてそう思う。

 

片付けられないゆえの結果を原因だと思ってしまうと、一時的に片付いてもすぐ元に戻る。それは原因が解消されていないから。これは他のノウハウ本にもよく見られるパターン。

 

目に付く結果を原因だと考えるのは、ウイルスを無視して身体がしんどいのは熱があるからだと考えているようなもの。対処療法はできたとしても、根本的な解決になっていない。

 

片付けられるようになるのには、「めんどう」をなくすのではなく、どうすれば「めんどう」が発生しないかを自覚しないとエンドレスになってしまう。だから断捨離のリバウンドということが起きる。

 

これはボクが実感として理解していること。20代のボクは片付けられない人間だった。だけど25年前に妻と結婚してから、片付けるために何が必要なのかを教わった。ボクはミニマリストだと自称できるけれど、その師匠は間違いなく妻。

 

結果として「めんどう」をなくす方法は、物を減らすしかない。物があふれているのに、収納方法をいくら考えても無駄。物を増やすという精神構造が変化しない限り、すぐに収納を超える物が集まってくる。

 

ボクが妻に教わったのは、自分の持ち物を暗唱できるかどうか。試しに自宅の食器や衣服を思い出してほしい。所有しているすべてを口にできるだろうか? ボクはできる。それは自分が記憶できない以上の物を持たないようにしているから。

 

アドラー心理学はトラウマを基本的に否定している。過去のトラウマが原因でトラブルを抱えているのではなく、いまの状況に対処したくない理由を過去に求めて理由づけしているだけだと考える。本当の理由を真正面から見ないと、いつまでも問題は解決しないということだろうね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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