【響の食帳】私の偏愛定番モノ② 夏の足音を感じたら。真っ白で濃厚な冷たさを愉しむ「ヴィシソワーズ」
日によっては、日差しがきつくなってきました。
周りをみても、冷たい飲み物を飲む人が増えて。
まだ東京は梅雨入りもしていませんが、夏の足音が微かに聞こえるような気がします。
夏の冷たいお料理といえば、麺料理がすぐに思いつきますが、私はスープ。白くて、クリーミーで、いつまでも味わっていたくなる「ヴィシソワーズ」がたまりません。
スープで味わうのはもちろん、少し濃厚に作って冷製パスタのソースにしても美味しい。
この純白のスープには思い出が二つあります。
母の作ってくれたお手製ヴィシソワーズと、横浜のホテルニューグランドホテル「ル・ノルマンディ」のヴィシソワーズ。
母の味は、今の私が作る味。お家のお料理としては上等だけど、どこか素朴な味。ジャガイモやミルクの香り。
ル・ノルマンディの味は、しっかりとコンソメスープが効いたホテルの味。香りもコンソメが強い。旨味のかたまり。
どちらも、私にとってはとっておきで、忘れられない夏のご馳走!
去年の夏、甘く栗のようなじゃがいも「インカのめざめ」でヴィシソワーズを作りました。
美味しかったと思います。けれど思い出の味ではない。
甘みはたまねぎの甘みだけでいい。それが私の美味しい記憶だから。
冷蔵庫にあるジャガイモを見て、そろそろソワソワしてきました。
少し濃いめのヴィシソワーズと美味しいバゲット、ワインで過ごす夜が待ち遠しいです♪
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