隠れた真実
朝から夕方まで、太陽がまぶしい一日でした。日なたを歩くと暑く感じますが、空気はサラッとして気持ちいいですね。本当に爽やかな梅雨の晴れ間でした。
光が降りそ注ぐ、朝顔を発見。もう夏の花がこうして咲いているのですね。
朝顔と紫陽花のコラボも見ることができました。いよいよ明日で今年の上半期も終わりです。今日は今年初めて蝉の抜け殻を発見しました。まだ仲間がいなくて寂しいでしょうが、早くも羽化する蝉がいるのですね。蝉の初鳴きは、いつ聴けるのかな？ 楽しみです！
今日はあまりに気持ちのいい天気だったので、いつものコースと違う道で買い物に出かけました。隣町の御影にあるクラッセというショッピングモールを目指して歩きました。いろいろな専門店を見ながらランチして、のんびりと買い物をして帰ってきました。
買うつもりで行ったわけではないのですが、Tシャツ等のお買い得品を見つけたので、しっかりゲットしてきました。そういえば夏のバーゲン中のお店が多いですものね。布団もよく干せましたし、今夜も気持ちよく眠れそうです。
さて、昨晩読了した本です。
『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール著という本です。
著者は世界最大のオンライン決済システムである、PayPalの創業者です。現在はヘッジファンドマネージャーとして様々なスタートアップ企業に投資していて、いくつもの顔を持たれています。Facebook最初の外部投資家として『ソーシャル・ネットワーク』の映画にもティールを演じた俳優さんが登場しています。Facebookに融資した50万ドルが10億ドルに化けたのですから、その投資の的確さが分かりますね。
この本はティールがスタンフォード大学の学生向けに行った「起業論」の講義をもとにまとめた１冊とのこと。ですから、これから起業したいという志を持つ人にとっては、絶対目を通すべき素晴らしい本だと思います。よく「頭をハンマーで殴られたような衝撃」という比喩を使いますが、まさしくその言葉通りに既成概念を吹き飛ばされる著作でした。
私は起業しようと思っているわけではありませんが、そうした人にも読んで欲しい本です。自分の仕事や人生に対する接し方を、最適な方向に変化させるきっかけを与えてくれる本だと思います。ネット等の経済記事で登場する言葉の解説もされていますから、とても勉強になりました。
著者は「０から１を生み出すこと」と「存在する１を発展させること」が大きく違うことを力説しています。「１」というのは誰かがすでに生み出したものであり、どれだけ頑張ってもそれはコピーにしか過ぎません。競争相手も参入してきますから、独占的な利益を得ることができません。
ところが自分が「０から１」を生み出せば、それは今まで誰もやっていなかったことです。まだ誰も発見していない「隠れた真実」を発見して「０から１を創り出す」ことが大切とのことです。１をコピーしても段階的な進歩しか望めませんが、自分が１を創り出すことで指数関数的な発展を呼び起こすことができます。そのような実例や考え方が、とてもわかりやすく書かれた本です。
「隠れた真実」というのは、当然ながら隠れているわけです。だから誰も今まで知らないことですね。それを発見するということは、起業だけでなく全てにおいて意味のあることだと感じました。ティールが採用面接で必ず訊く質問があるそうです。
「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろうか？」
シンプルな質問ですが、実際に考えてみると分かります。この質問の要件を満たす答えは簡単には出てきません。だって誰も賛成してくれない、真実ですからね〜〜
この本はこの質問の答えを自分で導き出せるようになるため、様々な角度から解説されています。もちろんその答えは人によって違うでしょう。そしてそれを実行に移さなければ、正解かどうか分かりません。失敗だとしたら、単なるひとりよがりの思い込みですからね。この質問を忘れずに、いつも自分に問いかけていきたいと思っています。
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