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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.30

AI、すなわち人工知能。近年の進歩はめざましく、この先も人間生活に大きく関わってくるはずです。最近ではチェスや囲碁等で、人間がAIに負ける事例が出てきています。iPhoneのSiriなんかも、暇なときに話しかけるとユーモアがあって面白いです。そんなAIについてこんな記事を見つけました。

 

有名作家が「死後の世界」から書く文章:グーグルのAIが再現

 

AIが有名作家の文章を学びつつあることは、ネットの記事で知っていました。この記事を読むと、その研究がさらに進んでいるのを感じます。

 

Googleがシェイクスピアやトウェイン等の過去の作家について分析を始めています。著作権が切れた作品を電子化するとともに、ごちゃ混ぜの文章から特定の文体を選び出す作業を繰り返すことで、作家の文体を学ばせています。

 

エラーの頻度が大幅に減少して、作家独自の文体や技法を再現できるようになってきました。先日もAIが作った小説が面白い、というネットの記事を読みました。こうした作家の文体を学ばせることができたら、シェイクスピアの新作がAIによって生まれるかもしれません。

 

面白いことに、文章から性格も学ばせることができるそうですGoogleも「極めて正確」とは認めていませんが、文章から性格を読み取っています。シェイクスピアは孤独を好む人物で、トウェインは社交的だそうです。

 

電話がかかってきた想定でAIに判断させると、シェイクスピアは他の誰かが電話に出ることを期待し、トウェインは積極的に電話に出ようとするそうです。面白いですね。ですから故人になった作家同士の対談も可能です。

 

作家でも面白いですが、有名な故人の哲学者等に対談させたら、現代にマッチした新しい哲学が生まれるかもしれません。ソクラテスは文章を残していませんから、プラトンとニーチェの会話なども面白そうです。

 

それにしてもこんな記事を見ていると、今後の人間の創作活動はどうなるのか、多少は心配になります。ロボットに取って代わられるのは単純労働だけではなく、AIを利用することで創造的な分野まで侵食されるかもしれませんね。そうなると、人間にしかないもので勝負するしかありません。

 

それは「直感」かな、と思います。

 

例えば小説に関して言えば、AIによって完成度の高い作品ができるでしょう。でもAIは自分が学んだ範囲の知識を駆使するしかありません。ところが人間というのは、本人でさえ気がつかない『何か』を引っ張り出すことがあります。既定路線から大きく外れてしまうことを、平気で思いつきます。

 

AIに真っ向勝負を挑んでも負ける可能性が高いかもしれません。でも人間が想定外のものを取り出した時、そこには今まで存在しなかった世界が表出します。それが芸術というものではないでしょうか? 蓄積した情報を自在に活用することはAIにかないません。でも、積み上げた「既知」からの情報ではなく、「未知」から「何か」を引き出すことはAIには無理だと思います。

 

もう一つ人間だけに存在するものは「感情」かな。

 

感情っぽいものをAIが表現したとしても、それは統計的な処理の結果のような気がします。人間の心は複雑ですから、同じシチュエーションで泣く人もあれば、笑う人もあり、怒る人、落ち込む人、喜ぶ人等、様々な反応をします。それを定量的に機械にインプットするのは難しいと思うのです。でも、それに近いことはやっているのでしょうね。

 

Facebookも児童書を通じてAIに言語を愛ばませているそうです。これからの時代は、AIといかに共存していくかが大切な課題になってくるでしょう。全人類の脳の処理能力の総和がAIによって超越される瞬間を、「特異点」と呼ばれています。その「特異点」が、刻々と近づいているのかもしれません。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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