SOLA TODAY Vol.21
フリーランスで仕事をしていますと、1日で集中する時間は3〜4時間が平均です。かなり深く没頭しますので、それ以上無理に続けると精神的にも体力的にも、大幅にペースダウンしてしまいます。でも会社勤めをしているころは最低でも8時間、長ければ12時間は平気で会社にいました。それを思うと今の仕事量は少ないのかな? と思ってしまいます。
しかし、そうでもないようです。
労働時間の概念については、歴史によって変化しています。18世紀のころは、10〜16時間の勤務が普通だったそうです。ところが19世紀になって、実業家のロバート・オーウェンが労働時間について提唱しました。1日24時間について、『8時間の労働、8時間の余暇、8時間の休息』を主張したそうです。
現代においてはさらに研究が進み、この記事のタイトルにあるように、1日8時間の労働時間で生産的なのは3時間だけという結果が出ています。もちろん職種や会社によって事情は違うでしょう。あくまでも平均です。では残りの5時間は何をしているのか?
ほとんどの社員が勤務中にやっている非生産的な活動は以下のようになるそうです。
1. ニュースサイトを読む:1時間5分
2. SNSをチェックする:44分
3. 同僚と仕事と関係ない話をする:40分
4. 転職先を探す:26分
5. タバコ休憩:23分
6. 恋人や友だちと電話をする:18分
7. コーヒーやお茶をいれる:17分
8. 携帯でメールをする:14分
9. おやつを食べる:8分
10. 社内で食事をする:7分
なるほどなぁ。思い当たることもありますね。わたしが最も無駄な時間を過ごしていたのは、印刷会社にいる時です。仕事は財務ですが、現場が残業をしていると、事務所に誰かが残らなくてはいけません。仕事がないのに、ただひたすら他人の残業を終わるのを待たなくてはいけません。
時には午前1時や2時ということがありました。午前8時半に出勤して、早く帰れる日で午後8時半です。本当に時間を無駄にしていたと思います。あのころに小説を書いていたら、その時間をたっぷり使えただろうと後悔しています。
この記事にも書かれていますが、フリーランスの人間が自宅で3時間集中したならば、会社で8時間の仕事をしていることと同じ価値がある、ということですね。そう思うと、自己満足ですがホッとしました。人間が本気で集中できる時間は、それほど長くはないということでしょう。
それにしても、こうした研究をする人がいるのですね。この調査を担当した人たちは、1日何時間働いていたのでしょうかね〜〜?
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