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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.292

わずか30秒で35億円を手に入れられるとしたら、あなたはトライするだろうか?

 

これは想像じゃなく、実際にあった出来事。

 

暗号通貨で35億円調達!?ICOの可能性、そしてVCの仕事は無くなるのか?

 

今日は自分のお勉強ブログ。最近よく目にする言葉にICOというものがある。なんだろうと気にしていると、この記事に出会った。

 

ICOというのはイニシャル・コイン・オファリングの略。でもこれだけじゃ、なんのことかわからん。この記事の説明を抜粋してみよう。

 

『ICOとは、プロダクトやサービスまたは企業が、独自のトークンやコイン(仮想通貨)を発行して暗号通貨取引所に上場、資金調達を行うプロセスである。ベンチャーファイナンスやIPO等で、株式を発行し、それを購入してもらうことで資金調達をするのと似たプロセスだ』

 

ふむふむ、なんとなくわかってきた。先日このブログで、個人の株を上場して売買できる『VALU』というものを紹介した。性質的に同じようなもので、一般の人から資金を集めるシステムだということがわかる。

 

このICOを使って、ウエブプラウザを開発しているBraveという企業が、3500万ドルをわずか30秒で調達したことが話題になったらしい。もちろんその企業に将来性があったからこそだろうけれど、これまでの資金調達とは根本的にちがう。

 

アイデアを思いついて起業しようとした場合、当然ながら資金が必要になる。最近ではクラウドファンディングというシステムがあるので、支持者を集めて資金を調達することができるようになった。それでもさすがに35億円なんて難しい。

 

だからベンチャーキャピタルというVCが活躍することになる。いわゆる投資ファンドのことだけれど、スターチアップ企業と組むことで、新しい会社が上場したりバイアウトすることを狙って資金を提供する投資会社のこと。

 

思惑が外れて失敗することのほうが多いけれど、一発当たれば想像を超えるハイリターンを得ることができる。だからアイデアを実行に移すとき、起業者はVCに働きかけ、資金調達を依頼することになる。

 

ところがこのICOの登場によって、VCの存続が危ぶまれている。

 

ICOを利用すれば、企業は独自のトークンを発行して、ネットワークの利用者に提供できる。トークンは誰でも発行できるから、VCにプレゼンをする必要がない。

 

誰でも買うことができるし、ビットコイン等と同様に価値が変動する。まさにトークンは『株』と同じ。上場している株を買うには証券会社を通す必要があるけれど、トークンならそんな面倒なことは不要。

 

ネットーワークの需要やユーザーが増えれば増えるほど、トークンの価値は上がる。だからトークンを安値で手に入れた人はキャピタルゲインを得ることができる。運営しだいによっては、この実例のようにわずか30秒で35億円の資金を調達することができる、ということだよね。

 

この記事によると、2016年のICOによる資金調達は100億円だったが、2017年の3ヶ月だけで300億円を超えている。とんでもない勢い。これまでの投資の概念が根底からひっくり返されているようなもの。

 

VCがなくなることはないと思うけれど、以前の常識が通用しなくっているのはまちがいない。ネットとブロックチェーンという完璧な暗号システムの登場によって、既得権益を持っていた人たちの地盤がゆらいでいる。ある意味痛快だけれどね。

 

ボクは起業する予定もやる気もないので、直接には関係ないことかもしれない。だけどこの流れは、他の分野にも浸透していくはず。個人では先ほど書いた『VALU』がその先駆けになっている。

 

少なくともボクたちが意識しておくべきことは、今までの常識なんてまったく役に立たないとうこと。こうした新しい流れを勉強することによって、そのことを実感するのが大切なのだろうね。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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