明晰夢を見る方法の応用
明晰夢を見る方法というのは、とてもシンプル。誰にでもできる。
問題となるのは、それを根気よく『継続』できるかどうかだけ。ただ、その『継続』の本質を自覚している人は少ない。
ボクは『続ける』ということに関して、2つのパターンを常に意識している。これらがうまくかみ合わないと『継続』は機能しない。
そのひとつは、積み重ねという意味での『継続』。ボクが毎日小説を書くとか、ブログを書くというようなこと。三日坊主ではなく、毎日淡々と決めたことを続けていくことが大切。
もうひとつは、起きている時間のすべてをそのことに費やすという意味合いの『継続』。おそらくこれが最も難しい。
明晰夢を見る方法を例にするとわかりやすい。明晰夢は夢のなかで、ある疑問文を発することができれば体験できる。
「これは夢じゃないだろうか?」という言葉。
この疑問文が心に浮かんだ時点で、その世界が夢だと見破ることができる。ただ夢の世界でこの言葉を発するには訓練が必要。夢の世界がどれほど荒唐無稽なものであっても、普通はそれを異常だと思わない。
だから明晰夢を見たい人は、起きている時間にこの疑問文を発し続けることが大切。1日に7時間眠るとして、残りの17時間は何をしているときであっても、定期的に『これは夢じゃないだろうか?」と自分に問いかけることで訓練できる。
これが二つ目の『継続』で、それを日々重ねていくことが一つ目の『継続』になる。この両輪を根気よくやっていれば、簡単に明晰夢を見ることができる。そこまで徹底してやるかやらないかだけのこと。
そしてこの継続法を身につけると、あらゆることに応用できる。仕事で解決しなければいけないこと、家庭の問題、友人関係の懸案事項等、人間は常に答えを探している。でも真剣に考えているようで、実はそれほど頭を使っていない。
結局は答えが見つからない問題をいくつも抱えるだけで、心に負担が増えるばかり。常に考えていないから、ヒントが目の前に現れても気づかずにやり過ごしてしまう。
けれどもこの明晰夢を見る方法を訓練していると、同時進行で複数のことを考えることが可能になる。といっても何かを考えてボ〜としているのではなく、やるべき仕事や、電車に乗ったり車を運転することも支障がない。
普通の生活を続けながら、同時に複数のことについて考える余地を脳に作ることができる。するとあることについてヒラメキがやってきたとき、それをすかさずキャッチすることができる。
ボクの場合、いつも複数の小説のストーリーを考えている。買い物に行っても、お風呂に入っていても、本を読んでいても、常に心のどこかでそのことを考えている。『この世界は夢じゃないだろうか?」という疑問をいつも思い返すのと同じこと。
多少の訓練は必要だけれど、この継続法を身につけると役に立つよ!
あっ、そうそう。続いているといえば、今日の節分はボクたち夫婦の結婚記念日。満22年を迎えた。ということで恵方巻きならぬ、結婚記念日のロールケーキを買ってきた。
神戸六甲プレフェレという洋菓子店の、『蘭蜜ロール』というロールケーキ。オヤツに食べたけれど、もう言葉が出ないほど美味しかった。そして今夜はこれからちょっとしたご馳走を作って、二人で乾杯する。
明日は立春で新しい1年が始まる。ボクたち夫婦にとっても23年目のスタートになる。何事も続けることは大切だよね〜!
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