青魚は癌細胞を食中毒にする
最近気に入っている缶詰がある。シーチキンのシリーズなんだけれど、通常の商品と少しちがう。普通のシーチキンはオイル漬けになっている。ところが『純』というツナ缶は、オイルではなく水煮状態で缶詰になっている。
試しに使ってみたけれど、味は普通のシーチキンに比べて遜色ない。サラダでもサンドイッチでもオーケイ。何よりも気に入ったのは、使い終わった缶の処理。オイルを使っていないので、水洗いだけで綺麗になる。これは一度体験すると戻れない。
以前のシーチキンだと余分なオイルを取り除いてから料理。あとの缶を洗うのが大変なので、ときには面倒で分別処理をあきらめたこともある。でも『純」ならきちんと分別してゴミを出せる。少し割高だけれど、それに見合うだけの価値がある。
そんなツナ缶だけれど、想像しているよりも健康にいいらしい。
がんの細胞を破壊するオメガ3脂肪酸(DHA)、そのメカニズムが明らかに
リンク先の記事は、ベルギーにある大学の研究チームが発表した内容をまとめてある。DHAは癌細胞にとって毒となるらしく、癌細胞はDHAを食べることで食中毒を起こして死んでしまうらしい。
2016年から行われていた研究で、今月の11日に最新の研究結果が発表されている。研究チームによる正式な発表なので、信憑度はかなり高いように思う。この仕組みがとてもわかりやすい。リンク先の記事には実際の映像もアップされているので、興味のある方は参照を。
細胞にとって酸化は存続を左右する問題となる。不飽和脂肪酸が増えると細胞は酸化しやすい。そこで癌細胞は『脂肪滴』というものを作り、そこに脂肪酸を蓄えることで酸化を防ぐ。
ところがDHAが豊富にあると、癌細胞はそれを受け止めきれずに『脂肪滴』に蓄えきれなくなる。そして酸化することで、食中毒のような症状をおこして癌細胞は死んでしまうとのこと。
この研究は新しい癌治療の扉として注目されている。『脂肪滴』の形成を阻害することで、癌細胞は酸化という運命を避けられない。これまでとはアプローチのちがう新しい治療法の発見になるかもしれない。
とりあえずいまの段階でできることは、DHAをしっかり摂取すること。研究グループによると、成人なら1日にDHA250mg以上を摂取するのが望ましいと推奨している。
鯖等の青魚が豊富にDHAを含んでいる。でも簡単なのは缶詰。 鯖缶だと可食部100gあたり、DHAは1300mg入っているらしい。なんと最初に書いたツナ缶でもは可食部100gあたり440mgのDHAが含まれている。十分だよね。
とりあえずツナ缶は常備してあるので、明日は買い物にいったら鯖缶を探してみようかな。金華鯖とか美味しそうだなぁwww
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。