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高羽そらさんインタビュー

猫は常にロックダウンするべき

数年前なら、ロックダウンという言葉を目にすることはあまりなかった。でもコロナ禍が常態となり、あまり驚くことなくロックダウンという言葉を受け入れている。慣れというのはすごい。

 

でもロックダウンという言葉に慣れすぎたボクの目を、思わず凝視させる文言が目についた。

 

猫のロックダウン(外出禁止)。

 

ついにコロナ禍がここまで来たのかと思って記事を読むと、コロナとはまったく関係ないものだった。ただし、かなり気になる内容だった。

 

ドイツの町では猫のロックダウン(外出禁止)期間がある

 

猫のロックダウンが法律化されているのは、ドイツ南西部、ラインラント=プファルツ州アールヴァイラー郡にあるヴァルドルフ市というところ。今年の5月12日から期間限定で発令されている。違反した場合の罰則がかなり厳しい。記事から抜粋してみよう。

 

『もし飼い猫を外出させる際は、必ず2メートル未満のリードでつながねばならない。違反すると状況によっては、500ドル(5万8千円)~5万ドル(580万円)の罰金が科せられることとなる』

 

罰金の額に驚いた。動物に関する法律としては、かなり厳しい罰則だと思う。ロックダウンの理由は、最初に書いたようにコロナとは関係ない。カンムリヒバリという絶滅危惧種の鳥がいる。ドイツで激減していて、この町では3組のつがいしか残っていない。

 

猫はハンターなので、野鳥を襲うことがある。京都にいたころ、あるメスの野良猫と仲良くなった。彼女は子育て名人で、台風のときに当時は2階に住んでいたボクの部屋のバルコニーまで子猫を避難させにきた。ボクなら守ってくれると思ったのだろう。

 

しばらくバルコニーで過ごしていたが、ある日バルコニーを見てめちゃ驚いた。白い鳥の羽が散らばっていて、研究用の金属の足輪だけが残されていた。おそらくその猫が狩をして、研究対象の野鳥を家族で食べてしまったのだろう。

 

カンムリヒバリをそんなハンターの猫から守るため、繁殖期間中のロックダウンを決めたとのこと。その成果はあって、十分な数のヒナが孵化した。それで予定より2週間ほど早くロックダウンが解除されたけれど、来年以降も繁殖時期になればロックダウンを発令するらしい。

 

カンムリヒバリが減っている原因は猫じゃないと思う。大抵は人間が自然に介入することで、特定の種を絶滅に追い込んでいる。このドイツの例も同じだろう。ただ自治体としては何か手を打とうとして、猫のロックダウンを発令したんだと思う。

 

でもここでボクは言いたい。そもそも猫のロックダウンを発令するという状況がダメ。ボクは常々思っているけれど、もういい加減に飼い猫を外に出すという飼い方を人間はやめるべき。猫は外に出たい生き物だから、家の中に閉じ込めるのは可哀想、という古くからの固定概念は手放した方がいい。

 

猫という生き物は柔軟性に富んでいる。室内飼いをしても、すぐにその環境になれてしまう。どうしても外に出たいというなら、先ほどのロックダウンのように、リードをつけて一緒に散歩する習慣をつけたらいい。とにかく猫をノーリードで外に出すのは絶対にやめてほしい。

 

外に出た猫は他の猫と喧嘩する。そのときに怪我をする可能性があるし、病気や寄生虫に感染したり、交通事故に遭う危険もある。猫が嫌いで毒物を食べさせようという悪質な人間だっているし、猛禽類がいるような場所なら捕獲されてしまう。

 

猫が自分の家族で心から愛しているなら、ノーリードで外に出してはいけない。少なくとも普通に人が住んでいる街では絶対にダメ。猫の飼い方を勘違いしている人が大勢いるから、猫のロックダウンを要請される事態になるということ。猫は常にロックダウン(外出禁止)にしておくべきだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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