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高羽そらさんインタビュー

銃規制を諦めた愚策

日本で発生する通り魔やテロは、刃物を使った事件がほとんど。安倍元首相の暗殺事件は自作の銃を使った珍しい事例だと思う。それは日本が銃刀法によって銃の所持が厳しく管理されているから。まぁ厳密に言えば、日本の猟銃所持許可も微妙なところがあるのは事実だけれど。

 

それでもアメリカに比べたら、銃による事件が圧倒的に少ない。銃規制の厳しいイギリスでは、アメリカのように銃乱射が日常的に起きるようなことはない。それほどアメリカは異常だということ。

 

いったいどれだけの人間が犠牲になったら、アメリカは実効性のある銃規制を実施するのだろう? いや、もしかしたらすでに諦めているのかも。

 

そんなことを感じてしまう情けない記事を見た。

 

銃乱射事件での遺体損壊に備えて、子供を特定するのに役立つDNAキットを配布するテキサス州の学校

 

リンク先の記事タイトルを見ただけで唖然としてしまった。アメリカのテキサス州では、銃の乱射等によるまさかの事態が起きたとき、子供の身元が確認できるよう、生徒の家族にDNA鑑定と指紋の採取キットを配布することを決めたそう。信じられない。

 

配布対象は、テキサス州の幼稚園児から8年生(中学2年生に相当)までの子供たち。保護者の希望に応じて、採取したサンプルを自宅で保管することも、学校や警察に預けておくこともできるとのこと。

 

今年の5月にテキサスの小学校で銃乱射事件が起きた。子供が19人、教師も2人亡くなっている。特に子供の遺体の損傷がひどく、身元確認にDNAが必要な遺体が複数あったそう。銃弾一発でも命を失うのに、身元がわからないほど銃弾を撃ち込まれるなんて。

 

こうしたことからテキサス州ではDNAキットの配布を決めた。あくまでも任意なので提出するかどうかは子供の家族に委ねられている。ボクが唖然としたのは、DNAキットを配布したことじゃない。プライバシー配慮から賛否はあるだろうけれど、任意なら別に問題ないと思う。

 

悲しかったのは、根本的な問題である銃規制に手がつけられていないこと。特にテキサス州は銃に関して寛容。それだけにこの州が率先して銃規制をすれば全米に影響を及ぼすはず。こんなことを書いても虚しいだけなんだけど。

 

アメリカの銃支持者の言い分にすれば、こんな世界だからこそ銃が必要だということになる。子供たちを守るために銃を捨てるのではなく、武器を手にするべきだという理屈。だから議論しても仕方ない状況なんだけれど、あまりにも情けない法律に呆れてしまうばかり。

 

子供たちが被害に遭う前提で DNAキットを配布するなんて、この地域の社会性が崩壊していることを証明しているようなもの。誰も信用できないから、とにかく遺体の身元をわかるようにしておこうということらしい。アメリカという国家の病巣を見せつけられたような記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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