なんて巧妙な不正送金
一人の人間が人生で経験できることには限界がある。だけど読書や映画等で、他人の経験を知識として取り込むことができる。限られた人生をより豊かにするために、インプットは欠かせない。先日もあるドラマを観て、巧妙な不正送金の方法を知った。実際にやってみるつもりはないけれどねwww
2023年 映画#25
『トム・クランシー/ CIA分析官 ジャック・ライアン』(原題:Tom Clancy’s Jack Ryan)・シーズン1:エピソード2『フレンチ・コネクション』という2018年のアメリカドラマ。前作の感想については『次のターゲットを決めた』という記事に書いているので参照を。
いいね、最高に楽しいドラマに出会ってしまった。トム・クランシーのジャック・ライアンは有名だけれど、ボクの中でこのドラマで主演しているジョン・クラシンスキーのジャックはベスト1になるのはまちがいない。たった2作で、彼の魅力にハマってしまった。さすがエミリー・ブラントが夫に選んだだけのことはあるわ。
前回は資金の流れからテロを計画しているであろうスレイマンを追い詰めたジャック。でも訓練を受けたテロリストに襲撃されて、スレイマンを逃してしまう。ということで再びふりだしに戻ってジャックの鋭い分析力が発揮される。
スレイマンのスマートフォンは押収していた。ところがパスワードがわからない。10回失敗すればデータが消えてしまう。これまたジャックの機転によって、見事にパスワードが解除できた。その結果、スレイマンがフランスのある場所に何度も電話をかけていたことがわかる。
それはテロのために集めた資金を洗浄して、不正送金をするための場所だった。その不正送金の方法に感心してしまった。スマートフォンのSIMカードには1万ドルまでの金銭データを保存できる。だから何百枚ものSIMカードに資金データを分散することで、そのSIMカードを国外に送っていた。
これならSIMカードを輸送しているようにしか見えない。税関でもスルーされるだろう。ドラマになっているくらいだから、実際に可能な方法なんだと思う。ただ足のつかないSIMカードを集める必要があるから、誰にもできるという方法じゃないだろうけれど。
ということでジャックと上司のグリーアはフランスに向かう。前回はイエメンで、今回はフランス。なんてワールドワイドなドラマなんだろう。そしてSIMカードにデータを読み込ませている現場へ、フランスの特殊部隊と共に突入した。
ところが相手も武装していて、かなり激しい戦闘になる。もうこうなれば完全に映画レベルの質の高さ。最後には身体に爆弾を巻きつけた女性がビルを吹っ飛ばしてしまう。めちゃ興奮してしまったがな。
次が気になって仕方ないけれど、週一のペースでゆっくりと観るつもり。最新作はシーズン3まであるので、当分はこのジャックの活躍を楽しむことができそうでワクワクしている。
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