願いの他力本願は恐ろしい
先週末からの急ぎ仕事が落ち着いた。とりあえず先方にボールを投げたので、次に投げ返されてくるのを待つだけ。こうした仕事のキャッチボールは久しぶりなので、大変だけれどなかなか楽しい。
ということで今日の午後は少しのんびりムードだし、夜の読書もできるのでミューナに怒られなくて済むだろう。読書の間、ミューナはボクの両足に挟まって眠るのが大好き。だけどここ5日ほどはそれができなかったので、ちょっとご立腹だった。これで許してもらえるかな。
さて、唐突だけれど妙な曲を紹介しておこう。カイリー・ミノーグが9月にニューアルバムを出す予定。彼女は確か50代半ばだから、ボクと同世代のベテランミュージシャン。そのニューアルバムからシングルカットされたのは『Padam Padam』という不思議なタイトル。
意味はわからない。調べてみると「ドキドキ」という意味だという記事も出ていた。真相はわからないけれど。とにかく独特の雰囲気を持った曲で、聴けば聴くほどハマってしまう。なんとも不思議なメロディラインで、ちょっとクセになってしまう。これはヒットしそうだなぁ。
映画も5日ぶりに観た。どうしても続編が観たかった作品。
2023年 映画#96
『ワンダーウーマン 1984』(原題: Wonder Woman 1984)という2020年のアメリカ映画。前作の『ワンダーウーマン』を観て、すっかり主人公のダイアナの虜になってしまった。というより演じているガル・ガドットの大ファンになったということ。
前作は第一次世界大戦中が物語の舞台。ダイアナはアマゾネスの王女で半神の存在。前作ではクリス・パインが演じるスティーブに恋をした。だけどスティーブは世界を守るために犠牲になって死んでしまう。
それから時代が過ぎて1984年のアメリカが舞台。もちろん半分は神のダイアナは歳を取らない。1984年ではスミソニアン博物館の学芸員として働きつつ、スーパーマンのように世界を救っていた。
あるとき強盗事件が起き、ダイアナが犯人たちを捕まえる。その盗品の中に不思議な宝石があった。その宝石は一つだけ願いを叶えてくれる石だった。でもその石はマヤ文明を含め、過去の人類文明を滅ぼしてきた魔の石だったという設定。他力本願の願いは恐ろしいということ。
この魔法の石のおかげで、第一次世界大戦中に死んだスティーブが現代人の肉体を借りて生き返る。70年以上経ってもまだスティーブを愛していたダイアナ。だから再会できたことを心から喜ぶ。だけど願いが叶う石は、願った人間に代償を求める。ダイアナの場合は、彼女の能力を奪ってしまった。
ということで世界を救うためには、願いを取り消すしかない。つまりもう一度スティーブと永遠の別れをしなくてはいけない。世界は滅亡寸前だったから。それが先ほどの写真のシーン。あまりに切なくて涙ぐんでしまったし、この写真を見ていても泣けてくる。
映画としてはかなり強引なストーリー。DCコミック作品のファンにすれば不満かもしれない。でもガル・ガドットさえ出ているなら、ボクはどんなストーリーでも大丈夫。彼女が演じるダイアナが見られるのなら、少々脚本に問題があっても気にならない。本当に魅力的な女優さんだよなぁ。
第3作目も決まったとのこと。だけどもうクリス・パインは出てこないだろう。だとすると新しい恋人が? でも半分は神だから、スティーブへの愛を貫くのだろうか? どんなストーリーになるのか、今から楽しみで仕方ない。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。