平野 響｜ひらのひびき(フードアナリスト)オフィシャルブログ

なんとも男らしい集まりだ。女性は私だけ。
だからこそのお店チョイス。ズバリ肉である。

実は、私は肉ラバーではない。魚ラバーです。
しかも野性味が強いお肉となると、苦手なこともしばしば。
だからこの夜はちょっと緊張していた。

野菜や前菜を食べ終えたころ、美味しそうに焼かれたラムチョップ達が運ばれてきた。一人一皿につき一本。三種類。
うん、と、とりあえず赤ワインを頼んでおこうかな。

塩・胡椒のシンプルな味。柚子胡椒のピリ辛な和味。少しトリュフ？が香るマスタードたっぷりのフレンチ味。
びっくりするほど、柔らかで弾力のあるラムだ。美味しい。
骨を手でもってガブリガブリと。特に柚子胡椒味はラムの香りと柚子の爽やかな香りがベストマッチ。

しかし、肉の力で戦闘力がみなぎったと思った次の瞬間、もう食べられないことに気がつく。
男性陣はもう一周…どうやらまだ戦闘力が足りないらしい。

とっても美味しかったのだが、正直に告白すると、次の日、肉の味や香りのするものは全て受け付けなかった。
肉を食べなくても戦闘力十分らしい。