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高羽そらさんインタビュー

今日の言葉 8月23日

『事実に向き合う』

 

私は、自分が悲しみに暮れていたり、精神的にひどく動転していると、それについての考えを持ちます。すなわち、何をするべきか、するべきでないか、どのようにしてその状態を変えるべきか、といった考えを持つのです。しかしこのような観念、方策、構想のせいで、私はあるがままの事実を見ることができないでいます。観念化や方策はあるがままからの逃避です。

 

方策は、あるがままに基づいて起こる行動から逃避する手段を精神に与えてきました。ですからその方策のせいで、精神は怠惰で無精になってしまったのです。私が申したことの構造全体を、誰かに指摘されたからではなく、自分自身で見ることによって、事実——例えば私たちは暴力的であるという事実——と向い合うことは可能でしょうか? 私たちは暴力的な人間です。そして私たちは戦争など、様々な暴力を生活のための手段として選んできました。

 

つまるところ、自分は暴力的である、それが事実です。私は怒っているのです。そこに観念の出る幕などあるのでしょうか? 大切なのは怒っているという観念ではなく、怒っているという現にある事実なのです。それはお腹が空いているという現実のようなものです。お腹が空いていることに対する観念などありません。自分に立ちはだかるもの、つまりあるがままの現実をどうしたらいいのだろうか、という考えが全く存在しないと、あるがままに基づいて起こる行為だけが存在します。

 

〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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