手を洗いたくなる映画
なんだこの暑さ。さすがに飽きてきました。東京では猛暑日の連続が新記録とのこと。あまり嬉しくない記録ですね。神戸もかなりの暑さです。
この暑さで思い出すのが、14年前の2001年8月4日です。私と妻はその日、早朝から静岡県のつま恋にいました。大ファンのスター・ダスト・レビューの20周年を記念した100曲ライブに参加していました。彼らは本当に100曲生で演奏して歌い、ギネスブックに登録されています。
その日は今日のように猛烈な暑さでした。救急班も待機していましたが、やはり気分が悪くなる人が続出しました。妻は午後からはほとんど木陰に避難していました。私も途中から避難。とにかく暑かったです。
これでもかというくらい水分補給しましたが、12時間ほどその会場にいたのに私がトイレに行ったのは一度だけ。つまり水分が全て汗になったのです。真っ赤なTシャツが、翌日自宅に戻ると塩を吹いて白くなっていました。
39歳の私だからできたことですね。今なら絶対無理です。そしてスター・ダスト・レビューのメンバーも無理でしょう。皆んな若かったのですね。暑かったですが、忘れられない素敵な思い出です。この時期になると、つい思い出してしまいます。
さて、今日の午後に観た映画です。コツコツと録画している映画を消化しています。
『コンテイジョン』という2011年のアメリカ映画です。
この写真を見ていただけたらわかると思いますが、贅沢な俳優陣です。私の大好きなグウィネス・パルトロウなんて、映画がスタートしてすぐに死んでしまいます。ケイト・ウィンスレットも、映画の中盤以降に死亡します。まぁ、なんて贅沢な使い方でしょうか。
なぜ彼女たちは死亡したのか? それはウィルスでした。この映画は未知のウィルスが世界中に蔓延する、という映画です。よく取り上げられる題材ですね。私が印象に残っている映画としては、ダスティン・ホフマンが主演した『アウトブレイク』という作品があります。
でもこの映画はそうした過去の作品と比べて、ひと味違いました。ありがちなウィルス兵器などは出てきません。あるいは製薬会社の陰謀も関与しません。日常生活を普通に送っている人間に、いきなり発生したウィルスが襲いかかるという映画でした。
マット・デイモンの妻であるグウィネス・パルトロウが最初の感染者です。不思議なことに夫のマットは免疫があります。娘をウィルスから守るために奔走する役です。
『マトリックス』でおなじみのローレンス・フィッシュバーンはウィルスの研究者であり医師でもあります。ケイト・ウィンスレットは、それを補佐する医師役でした。『インセプション』でレオナルド・ディカプリオの妻役をしたマリオン・コティヤールも医師です。ウィルスの根絶に向けて、必死で調査や実験を続けます。
面白買ったのはジュード・ロウの役でした。フリーライターですが、この騒ぎを利用して一儲けしようと企みます。最終的には逮捕されますけれどね。こうした実力のある俳優さんが、それぞれの世界で病気と闘っていく映画でした。
最終的にはある女性医師の命がけの行動によって、ワクチンが完成します。ストーリー的には淡々と進むのですが、これが意外に怖い。リアリテイが強調された映画ですので、こうしたことは起こりうるだろうと感じてしまいます。わずか数週間で、何百万人という人間が死んでいきます。これはある意味、ホラー映画だと思いました。
映画は世界がウィルスに侵されていく日にちを追って進行します。ところがラストシーンで、一気に最初へ戻って第1日目のシーンが流れます。最初に亡くなったグウィネス・パルトロウが出張先の香港で食事をするシーンです。そのウィルスは中華料理店のシェフの手についていました。調理の途中で挨拶に出てきたシェフとグウィネスが握手します。それが全ての始まりだったのです
そこからエンドロールになったとたん、思わず手を洗いたくなりましたよ〜〜〜
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
『STORY OF ZERO BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。