結婚についてくるもの
今日の神戸の最低気温は、なんと一桁だよ。おいおい、冬やんか。
これだけ気温が乱高下すると、体調は崩しがちだし、着る服だって悩む。もう少し穏やかに季節が移行できないのかと思うけれど、どうやら最近の地球は過激な温度変化がお好みらしい。そのうち、また初夏のような気温になるんだろうなぁ。
そんな激しい気温に負けずに、花水木が綺麗に咲き出した。そしてこんな美しい花も咲いている。
散歩途中に見つけたシャクナゲ。ほんと綺麗だよね。自分がこれほど美しい姿だということを、この花は知っているのかな?
そして動物たちも春を迎えている。そのうち子猫が姿を見せるだろうし、ツバメのヒナが顔じゅうを口だらけにする様子も見せてもらえるんだろうなぁ。まさに春は動物たちにとって結婚の季節だと言っていい。
人間の場合は1年中発情しているから、結婚の季節は特にない。その代わり人間が結婚すると、否が応でもついてくるものがある。
それは親戚たち。男と女が愛し合って結婚するんだけれど、どうしても家と家のつながりができてしまう。そのことでいい関係を築けることもあるだろうし、逆に心労を抱える場合もあるだろう。そしてそれが悲劇や喜劇になることもある。
そんな結婚にまつわる家族のドタバタを描いたコメディ映画を観た。
『ミート・ザ・ペアレンツ』という2000年のアメリカ映画。結婚したいと思う女性の両親に会いに行った、男性の苦労をテーマにした映画。初めて観たけれど、お腹を抱えて笑い転げてしまった。
恋人の両親に会いに行くのは、ベン・スティラーが演じるグレッグ。そして恋人の父親であるジャックをロバート・デ・ニーロが演じている。この二人のツーショットを観ているだけで、笑えてくる。
このジャックという父親は、娘のパムのボーイフレンドをことごとく潰してきた。とにかくあら探しをして、ケチをつける。決して悪人じゃないんだけれど、娘を愛してやまない。だからこそ相手の男性が気になって仕方ない。
そしてやっかいなのが、ジャックの元の職業。CIAで工作員をしていて、二重スパイの嘘を見破るのが仕事だった。ゆえに「人間嘘発見器」と呼ばれている。だからこそグレッグはこの父親に気に入られようと必死になる。だけどそうすればするほど、ドツボにハマって行く。
こういう映画は理屈抜きで面白い。細かい設定なんか気にならない。あり得ないようなシチュエーションでも受け入れてしまう。とにかくめちゃめちゃ楽しい映画だった。久しぶりに大笑いしたい人には、超オススメの映画だよ。
どうやら続編があるらしい。今度はジャックがグレッグの両親に会いに行くという設定。グレッグの両親は、なんとダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドが演じている。めちゃ面白そう。これはぜひ続編も観なくては〜〜!
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