SOLA TODAY Vol.789
AIが人間の仕事を奪うと言われているけれど、むしろ奪ってもらったほうがいい仕事が増えてきたように思う。
人間が関わることで、かえって非効率な状況を生み出していることが多々ある。
つい先日もこんなトラブルがあった。
JAL、オーバーブッキングで欠航。国内線での実態とオーバーブッキングにならない防護策とは
11月21日(水)の羽田空港発福岡空港行きのJL335便(定刻:羽田19時45分発、福岡21時45分着)において、オーバーブッキングの調整がつかないために、欠航となるトラブルが起きた。最終便だったために、乗客はホテルに宿泊するか、空港で一夜を明かすしかなかった。
もちろんJALは乗客に保障を実施したけれど、オーバーブッキングによる欠航という、日本で初めての汚名を受ける事態になってしまった。乗客の人たちも大変だったろうけれど、業務に携わっていたJALの職員たちも泣きたい気分だったろうと思う。
ボクが飛行機に乗るのは5〜6年に1度あるかないかの程度。いや、もっと間隔が空いているかもしれない。だから航空会社がオーバーブッキングでキャンセルを呼びかける声を聞いたことはないけれど、それでもこうしたことが行われていることは知っている。
空席で空を飛ぶことを考えたら、できる限り満席にしたいという航空会社の気持ちはよくわかる。普段なら対処できただろうけれど、今回は不幸な出来事が重なってしまったらしい。
3連休の2日前なので、木曜日に有給をとれば単身赴任の人は4連休で自宅に戻れる。出発時刻が午後8時前なので、仕事帰りに駆け込む人が多い。そうしたことが重なって、キャンセルが思ったより出なかったらしい。
さらに到着先の福岡空港は市街地にあるため。午後10時を1分でも超えると着陸できないらしい。だから座席の調整ができたとしても、時間的に欠航を選択するしかなかったとのこと。他の空港なら、最悪の事態を避けられたかもしれない。
もっと早くから座席の調整ができなかったのか、という非難の声がJALに向けられている。たしかにそうだけれど、職員の人たちが精一杯やった結果だと思う。乗客に対するその後の対応を見ても、誠意を尽くそうとしたのがわかる。
このニュースを見て思ったけれど、この業務こそAIに任せるべきものじゃないだろうか?
JALのような大手なら、膨大なデータが蓄積されているはず。これまでの乗客の動向から、カレンダーとの突き合わせ、天気の状況等も含めて、AIなら総合的に的確な判断を下せたような気がする。知らんけどwww
素人目に見ても、オーバーブッキングの調整はAI向きだと思うんだけれどなぁ。JALくらいの大手なら、導入するメリットがあるはず。人間がやってしまうと上司や会社に対する忖度によって、思い切った決断ができない。
でもAIなら状況を判断して、会社や乗客にとってもっとも適する答えを導き出せるような気がする。きっと近いうちに、そうなるんじゃないかなぁ。
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