無料の応援は意味がないよね
昨日のニュースによると、政府が輸入している小麦価格が値下げになるそう。粉もん好きには朗報だよね。食パンなんかも値下げになるかも。
ケーキも安くなるかな? そう思ってネットを見ているとこんな記事が目に入った。せっかく小麦が値下げになるというのに、洋菓子店の倒産が急増しているそう。
“好調”スイーツ市場の影で洋菓子店の倒産急増、なぜ 「コンビニスイーツ」台頭も一因
今年になって、かなりの有名店を含めて洋菓子屋さんがいくつも倒産しているとのこと。このままいくと、今年は最多記録を更新する勢いらしい。
この記事でその理由が分析されている。確かに洋菓子店はきびしいと言わざるをえない内容だった。
まずは消費が節約傾向にあること。パンは普段でも食べることが多い。だけどケーキとなるとちょっと敷居が高い。週に何度もケーキを食べる人はあまりいないと思う。
そう思えば我が家もケーキを食べる回数は減った。誕生日やクリスマスくらいしか食べない。そのうえ10月から消費税が増税されたら、ますます洋菓子店から足が遠のくかも。
さらにコンビニスイーツの台頭が大きいらしい。コンビニは資本力があるし、有名パティシエとコラボして目新しい商品を安値でどんどん登場させる。若い世代も洋菓子店よりコンビニのほうが買いやすいだろう。これはキツイよね。
もうひとつの理由はコストアップ。幸いにも小麦は下がりそうな傾向だけれど、いつまで続くかわからない。人を雇えば人件費もかかる。このあたりも個人の洋菓子店は頭がいたいところだろう。
これが時代の流れといえばそれまで。だけど個人的にはお気に入りの洋菓子店がなくなってほしくない。なんとか応援したいけれど、ネットでお店の宣伝をしたところで、インフルエンサーでもなければ効果はない。
やっぱりできるだけお金を使って、そのお店で商品を買うしかないと思う。つぶれてほしくないお店があるなら、できる限り自腹を切って利用するべきなんだろうね。本当の応援はそれしかない。
報道されるような有名店の閉店が決まると、大勢の人が別れを惜しんで押しかける映像を見る。思い出があるので、もう一度食べたいということだろうね。だけど閉店する店主にしたら、いまごろ来るなよ、というのが正直な気持ちだろう。
最近は暑いので、お気に入りの洋菓子店に行ってない。ちょっと涼しくなったら、お店をのぞいてみようかな。
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