大村あつしオフィシャルブログ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜＜最初のコラムへ　　　　　＜前のコラムへ

　モーツァルトを凡人という人はいないでしょう。間違いなく天才です。そして、非常に独創的な作曲家でもあります。

　ところが、モーツァルトの研究家の中には、モーツァルトほど真似の多い作曲家はいないと言う人がいます。特に、初期の作品は古い民族音楽を違和感なく継ぎはぎしているだけだと言うのです。

　この話が事実だとしたら、天才モーツァルトですら他人の真似をすることから始め、やがては「独創」という境地にいたったと言えます。

　少なくとも、私は天才ではありません。また、天才になることもできません。しかし、「天才の真似」をすることならばできます。

　私は執筆を生業としていますが、当然、多くの作家の影響を受けています。もちろん、真似をしたこともあります。もっとも、そのおかげで、今では貧相ながらも自分流の表現技術を身に付けることができました。

　それよりも、「生きる」ということに関しては、私ほど真似の多い人間はいないと思います。天才や成功者、また、魅力的な人と出会うと、貪欲にその人たちの考え方、生き様を吸収しようと考えます。

　ある意味、このブログは、私がそうした恩人たちから授かった「気付き」の集大成なのですが、私は「真似る」ことを恥だとは思いません。「真似るのは恥だと思うプライド」こそが、成功の最大の妨げになると考えています。

　成功者は、自分の成功体験を惜しみなくシェアしてくれるものです。成功の秘訣を聞き出すのは、恥ずかしいことでもずうずうしいことでもないと私は考えます。その代わり、自分が成功したときには、今度は自分がその成功体験をシェアする番だと思っています。

　ただし、私は、「真似るのはあくまでもきっかけに過ぎない」ことも肝に銘じています。真似ができるようになったら、次に「自分流」を創造しなければ、単なるコピーロボットで終わってしまいますし、真似ている間は、その人を追い抜くこともできません。

　私は、誰かを真似る行為は、その人から魚を恵んでもらうようなものだと感じます。しかし、最初は手持ちが何もないのですから、それもいたしかたありません。

　ところが・・・

次のコラムへ＞

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

再生回数、１６万回突破！　『エブリ リトル シング』第一話、「クワガタと少年」

『Excel VBAの神様　～ボクの人生を変えてくれた人～』

『もしドラ』作者の岩崎夏海さん推薦の、７割が感涙したVBAの本、そしてビジネス系自己啓発小説です。

　→　Amazonへ

第1章　真二、夜の公園でマクロとＶＢＡをはじめて知る
第2章　真二、知らない間にマクロを記録してしまう
第3章　真二、おそるおそるマクロを実行してみる
第4章　真二、メッセージを表示して感動する
第5章　真二、オブジェクトとメソッドが使えるようになる
第6章　真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
第7章　真二、算術演算子と関数をらくらく使いこなす
第8章　真二、意外とあっさりコレクションを理解する
第9章　真二、変数に腰を抜かす
第10章　真二、条件分岐と繰り返しでＶＢＡのすごさを知る
第11章　真二、みんなの前で見積入力システムを披露する

　→　Amazonへ