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女子テニス、2017年総括(女子テニス329)

 

「終わり良ければすべて良し」という言葉がありますが、裏を返せば「終わり悪ければすべて悪い」と言うこともできます。

 

 

さて、ツアーファイナルズ準決勝でカロリーナ・プリスコバが敗退しましたので、2017年の女子テニスはこれでおしまいです。

 

 

今年一年、コメントをくださった方、ブログをご覧いただいた方、本当にありがとうございました。

 

 

年内に女子テニスブログを更新する予定はありませんので、ここで2017年の女子テニスを総括したいと思いますが、まず大前提としてボクは女子テニスが好きなわけではありません。

 

 

好きな選手の試合を観て応援するのが好きという立場です。

 

 

そうした立ち位置で見ると、残念ですが「終わり悪ければすべて悪い」、そんな1年だった気がします。

 

 

シーズン序盤は、ボクが大好きなエリーナ・スビトリーナやカロリーナ・プリスコバの活躍に加えて、昨年の絶対女王のアンジェリック・ケルバーが昨年とは別人になっていましたので、スビトリーナとプリスコバのグランドスラム制覇、そして世界ランク一位の期待がかかるわけですが、俄然その期待が膨らむ、そんな活躍をしてくれました。

 

 

また、2月にはペテルブルグ・オープンでテニス界の美脚クィーン、クリスティーナ・ムラデノビッチのプロ初優勝もありましたし、何よりもシーズン序盤のクライマックスはダリア・カサキナのチャールストン・オープンでのプロ初優勝でしたね。

 

 

ボクは昨年からカサキナを全力で応援してきましたので、涙が出るほど嬉しい優勝でしたが、今思い返すとこの優勝のときにその後を暗示するような出来事がありました。

 

 

決勝で負けたエレナ・オスタペンコが、カサキナの優勝を祝うことなく、「今日はテニスの調子が悪かった」と言い放ったのです。

 

 

ボクは元々オスタペンコも好きで、昨年の2月の時点ですでに「将来のTOP10候補」とブログに書いていますが、昨年のバーミンガム・オープンのマディソン・キーズ戦でコーチに言い放った「こんな大会、クソくらえ」発言でファンをやめました。

(オスタペンコは、当然その試合には負けました)

 

 

だからこそ、チャールストンでカサキナの優勝に泥を塗ったオスタペンコだけはなおさら応援したくないという気持ちになったことをよく覚えています。

 

 

そして、いよいよ今年最大のクライマックスを迎えます。

 

 

ボクにとっては神様のような存在。

 

 

この惑星でもっとも価値のある女性アスリート。

 

 

マリア・シャラポワのツアー復帰です!

 

 

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ところが、ここでボクは大きな落胆を味わうことになります。

 

 

「シャラポワのワイルドカード問題」です。

 

 

まだ謹慎処分中にワイルドカードをもらってシュツットガルト・オープンに出場したシャラポワに対して、世間の風は冷たかったですね。

 

 

当然ですが、女子テニス選手の批判はすさまじく、キャロライン・ウォズニアッキがシュツットガルト・オープンを辞退するといった大人げない対応を見せ、ついに今年一番のスキャンダルが発生します。

 

 

ユージニー・ブシャールの「シャラポワは詐欺師。テニス界を永久追放すべき」発言です。

 

 

もっとも、今となっては女子テニス界を盛り上げるために一芝居打ったのではないかという気もしないではありませんが、渦中にいるときのボクの胸中は今日の台風のように荒れ狂いました。

 

 

この悔しさ、そして逆風を一番感じているシャラポワにとっては、シュツットガルト・オープンの優勝でお返しするしかないのですが、無念なことに当時絶好調だったムラデノビッチに敗れてしまいました。

 

 

しかし、1回戦で1年半ぶりにシャラポワはどのようなテニスをするのか。

 

 

しかも、相手はくせ者のロベルタ・ビンチ。

 

 

手に汗が噴き出るほどに緊張して観ましたが、シャラポワはやはり強かったですね。

 

 

そして、テレビ画面からも伝わってくる圧倒的なオーラ。

 

 

女子テニス界は、結局はマリア・シャラポワなんだと痛感しました。

 

 

ところが、その後のマドリード・オープンでまさかのシャラポワvsブシャールが実現。

 

 

いつもは女子テニスなど扱わない一般紙までもが報じたこの因縁の試合で、シャラポワがまさかの敗戦を喫します。

 

 

さらには、その後シャラポワは怪我をしてしまい、芝のシーズンも丸々棒に振ってしまいます。

 

 

ちなみに、実質的にグランドスラムを掌握しているITFは、全仏オープン2回優勝(1回準優勝)のキャリアグランドスラマーのシャラポワに全仏オープンのワイルドカードを出さないという決定を下すのですが(ここで私見を述べるとコメント欄が荒れますので何も言いません)、この因縁の全仏オープンから、今年のテニスがつまらなくなり始めます。

 

 

ボクは、残念ながらシャラポワが出場できない以上、エリーナ・スビトリーナとカロリーナ・プリスコバにとって絶好の優勝のチャンスだと思いました。

 

 

前述のとおり、二人はそう期待できるだけの活躍をしていましたので。

 

 

ところが、そのスビトリーナが準々決勝でシモナ・ハレプに敗退したのですが、負け惜しみでもなんでもいいですが、ボクはスビトリーナのほうが強いと思っています。

 

 

守備力は互角で、その上でスビトリーナは攻撃力も高いので。

 

 

ところが、1stセットを取って、2ndセットも5-2とリードしていたスビトリーナが、Serving for the matchを2回ブレークされて逆転負けを喫します。

 

 

ボクは前から、これがスビトリーナの最大の弱点とブログに書いてきましたが、全仏オープンという大舞台でやらかしてしまいました(T_T)

 

 

ちなみに、スビトリーナはその後もこのパターンで何度も敗戦していますが、もう思い出したくもないのでここでは書きません。

 

 

そして、準決勝ではプリスコバがハレプに敗れ、優勝候補の一角だったムラデノビッチも猫背のスイス人形こと、愛くるしいティメア・バシンスキーに敗れ、決勝はハレプvsオスタペンコに。

 

 

当然ハレプが勝つと思いましたし、前述のとおりカサキナのチャールストン・オープンの優勝に泥を塗ったオスタペンコに勝たれてはたまらないわけですが・・・。

 

 

ハレプが敗れました( ;∀;)

 

 

しかも、1stセットを取り、2ndセットも3-0の30-0とリードしたところからの逆転負けです。

 

 

決勝までのオスタペンコは、ウィナー、ミス、ウィナー、ミスと繰り返すカスタネットの女で勝ち上がってきました。

 

 

ところが、決勝戦、2ndセットの途中から、ミス、ウィナー、ウィナーとワルツの女になり、しまいにはウィナー、ウィナー、ウィナー、ウィナーの16ビートの女で優勝してしまいました。

 

 

これで一気に白けたところで、ボク自身が勉強したいことができてテニスと距離を置き始めます。

 

 

芝のシーズンは、さして面白くなかったですね。

 

 

唯一、惨劇で重傷を負ったペトラ・クビトバがバーミンガムで優勝したことくらいです。

 

 

このときは、クビトバは涼しい顔をしていましたが、テニス界のスーザン・ボイルことアシュリー・バーティーの敗戦スピーチが素晴らしく、号泣しました。

 

 

クビトバの優勝を称え、「みんなあなたを愛してる。あなたがいなくて寂しかった」

(このセリフを思い出していたら、また涙が出てきました)

 

 

チャールストン・オープンで準優勝に終わった誰かさんとは天と地ですね。

 

 

しかし、イーストボーン・オープンで優勝するも、その後一気に調子を落とし、ウィンブルドンで2回戦で負けたプリスコバが世界ランク1位になるという珍事が発生。

 

 

プリスコバが好きだからこそ、優勝して1位になって欲しかったので、この1位は素直には喜べませんでした。

 

 

後半の白眉は言うまでもありません。

 

 

全米オープンで、これまたワイルドカードで出場して総スカンを喰らいながら出場したマリア・シャラポワが、1回戦でまさかのシモナ・ハレプとの対戦。

 

 

決勝戦以上に注目を集める、そして負けたら人格を破壊されるくらいの非難を浴びること確実のシャラポワが見事にハレプをくだしました。

 

 

シャラポワのメンタルの強さの凄まじさ。

 

 

シャラポワは、ワイルドカードをもらうだけの価値のある選手であることを自らの勝利で証明し、泣き崩れました。

 

 

ボクも号泣しました。

 

 

と、今年のテニスはここまでですかね。

 

 

あとはわざわざブログに残すようなことは何もありませんでした。

 

 

ただ、天津オープンでシャラポワがきっちりと優勝し、繰り返しになりますが

 

 

女子テニス=マリア・シャラポワ

 

 

であるということが再認識できた一年でした。

 

 

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来年も、当然ですがシャラポワを中心にテニスを観たいと思います(*^^*)

 

 

 

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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