クビトバ、涙の復活優勝!ウィンブルドンの優勝候補に!バーミンガム・オープン2017(女子テニス304)
泣きました。
いいオヤジが号泣です。
ダリア・カサキナのチャールストン・オープンの優勝の時よりも泣きました。
「グラスレジェンド」「芝の女王」ペトラ・クビトバがバーミンガム・オープンで復活優勝です!
最初は、勝ったクビトバもあまり大きなリアクションをしていなかったので
(それを象徴するわけではないでしょうが、優勝スピーチで冗談で、
“I came here to practice”「この大会には練習しに来たのよ」と言っていましたが)
ボクも淡々とクビトバの優勝の瞬間を見ていたのですが・・・
アシュリー・バーティーが準優勝スピーチでクビトバに向かって
“We love you, miss you”
「みんなあなたを愛してる。あなたがいなくて寂しかった」
と言った瞬間、涙腺が壊れました。
今も泣きながらブログを書いています。
テニス界を代表する美人選手で、かつ巨乳のダイナマイト・バディのペトラ・クビトバ
対するは、テニス界のスーザン・ボイルことアシュリー・バーティー
写真を間違えました。
バーティはこちらです↓
バーティーは確かに強かったです。
オーストラリア勢としては、サマンサ・ストーサーを抜いて2番手になるのは時間の問題でしょう。
それに、性格も素晴らしく、たとえ見た目がスーザン・ボイルでも、今後はバーティーを応援してあげたいですね。
しかし、クビトバに腰のくびれより上でストロークをさせてはいけない。
(クビトバはダイナマイト・バディなのでくびれはほとんどないのですが)
イメージとしては、上の写真の位置で打たせてはいけません。
それを象徴する試合でした。
クビトバがこの位置でフォアハンドウィナーを決め出すと、もはや誰も手が付けられません。
くびれの上でストロークしているクビトバをボクは常々、「この惑星で一番強いプレイヤー」と呼んでいます。
クビトバは昨年12月に自宅に不審者に押し入られ、ナイフで殺されそうになりました。
そのときに咄嗟にかばった利き手の左腕を刺され、そこからのカムバック優勝なわけですが、だからこそまだサーブに不安が残ります。
この日の試合でもダブルフォルトが多かったです。
復帰戦となった全仏オープンの2回戦もサーブで負けたようなものでしたので、ボクはコメント欄に
「クビトバの復帰は早くても全米後のアジアシーズン」
と書きましたが、なんと復帰二戦目のプレミアトーナメントで優勝してしまいました。
もはや、クビトバには畏怖の念しかありませんが、当然ですが
クビトバはウィンブルドンでも優勝候補の一人ですね。
クビトバの負けパターンと言うのはざっくり言ってしまえば2つです。
①この日の1stセットをクビトバは落としましたが、くびれよりも下の低いボールを決め急いでウィナー狙いをして自滅してしまう
②生まれつきの持病の呼吸器障害が出てしまって、体力的に厳しい
クビトバは九死に一生を得る惨劇から復帰したわけですが、怪我をしたのは左腕ですので、事件後すぐに下半身のエクササイズに取り組んでおり、体力はどうやら問題なさそうです。
要するに、②の持病さえ出なければ大丈夫という事ですね。
そもそも、クビトバはこんな持病さえなければ、キャリアグランドスラマーになって、7、8回グランドスラムで優勝していたと思います。
さて、では①はどうでしょう。
クビトバをこの負けパターンに持って行ける選手と言えば、ボクは真っ先にダリア・カサキナが浮かびます。
ところが、意外なことにカサキナとクビトバは試合をしたことがないんですよね。
いずれにしても、明日から始まるイーストボーンのカロリーナ・プリスコバの出来を見ないとなんとも言えませんが、今の段階で優勝候補を挙げるなら、クビトバかプリスコバでしょうね。
2004年にウィンブルドンを優勝したマリア・シャラポワはボクの人生観を変えてくれました。
(ちなみに、ボクは当時知りませんでしたが、シャラポワは2004年にはまさしくこのバーミンガムで優勝してからウィンブルドンに乗り込んでいます)
そして、今回の一件でクビトバもボクの人生に大きな影響を与えてくれました。
事件後、彼女のinstagramやfacebookを見て、包帯グルグル巻きの左腕を見て泣いた夜もありましたが、クビトバは
「私は強い」
「もう一度コートに立つ」
と、ただの一度もネガティブな言葉は口にしませんでした。
クビトバは、もはやテニスと言う枠では括れないスーパースターですね。
ボクも頑張ります!
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