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「ラスト・オブ・アス」と「レフト・ビハインド(残された者)」は買いか?(ネタバレあり)

 

ボクは、決してヘビーなゲーマーではないのですが、あまりに評判がいいので「The Last of Us」をプレイしました。

 

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結論から言うと、PS2の最高傑作は「FINAL FANTASY10」だったと思いますが、ボクの数少ない経験の中では、PS3の最高傑作は「ラスト・オブ・アス」ですね。

 

 

このゲームは、ファンがもはや「信者」と化し、膨大なブログがありますので、詳細は控えようと思います。

 

 

ただ、ブログを読んでいて、多くの人が

 

 

「エリーは、嘘をついたジョエルを見限る。だから、『The Last of Us』(私たちの最後)なんだ」

 

 

とブログに書いていますが、このゲームはエンディングが描かれていないので、その後の展開は各自で予想するしかないのですが、なぜ多くの人がそう思うのか疑問だったのですが、開発者がそう発言したことがきっかけのようですね。

 

 

ちなみに、ボクは、エリーはジョエルを父親のように慕っていたと思いましたので、「The Last of Us」の「Us」は「我々人類」、すなわち、免疫を持ったエリーを生かしたジョエルの行動が「人類の滅亡の引き金を引いた」と解釈していましたが、「その後の展開はプレイヤーの判断に任せます」的なエンディングにしておきながら、開発者が「その後」に言及するというのは、ある意味、裏切り行為ですよね。

 

 

いずれにせよ、「その後」はわからないのですが、「ラスト・オブ・アス」をプレイしていて、非常に気になった点と、気にはなったけど演出ミスかなと思っていた点が1つずつあります。

 

 

時間軸が逆になりますが、「非常に気になった点」というのは、ジョエルが弟のトミーを訪ねたときに、トミーは馬を所有しているのですが、「馬に乗ったことはあるか?」と聞かれたエリーが「一度だけある」と答えるシーンです。

 

 

エリーは、隔離地域で生まれ育ち、外の世界を知りません。

 

 

それは、物語の冒頭からエリーがビル群を見て驚いたり、道中で自然に触れて喜ぶ姿から明白です。

 

 

ですから、エリーが乗馬などしたことがあるはずがないのです。

 

 

完全に齟齬が生じています。

 

 

「ラスト・オブ・アス」をプレイしているときには、「なぜ、エリーはこんな嘘をつくんだろう?」と思いましたが、結局、その謎はわからずじまいでした。

 

 

もう1つは、「演出にしてはちょっとお粗末だな」と思ったのが、エリーがビルの所持していたエロ本を読んでいるシーンです。

 

 

まず、大前提として、エリーは14歳です。

 

 

当然、性の芽生えはありますが、同時に、好きでもない人と一緒に呼吸もしたくないという年頃です。

 

 

その年頃のエリーが読んでいた雑誌は、厳密にはエロ本と言うよりも「ゲイ雑誌」、恐らくですが、男の裸満載の雑誌です。

 

 

ちなみに、ビルがゲイであることは、本編をプレイしていれば普通にわかります。

 

 

そして、14歳の女の子がいくら雑誌とはいえ、男の裸を見て顔色一つ変えるどころか、「この雑誌、ページがくっついてるよ」と、ビルの精液が付着していることまで示唆します。

 

 

もちろん、それは冗談かもしれませんが(エリーも「冗談だよ」と言っていますが)、もし本当なら、そんな雑誌を手にできる年頃ではありません。

 

 

いずれにしても、「このシーン、いらないな。演出ミスだな」と思いました。

 

 

 

 

ところが、この2つには非常に大きな意味があることが、「Left Behind」で明らかになります。

 

 

まず、一点目ですが、確かにエリーには乗馬経験がありました。

 

 

女友達のライリーと忍び込んだモールで乗ったメリーゴーランドです。

 

 

このシーンを見たときには、本編のあの意味深のセリフが蘇り、思わず背中に電流が走り、少し目頭が熱くなりました。

 

 

もう、一点、エリーがなぜゲイ雑誌を見ても動揺も興奮もしなかったのか。

 

 

これは、かなりボクの推測が入りますがエリーは同性愛者、もしくは、「性」にまったく興味がないということです。

 

 

エリーは、ファイアーフライに入ったライリーと別れたくないと、ライリーにキスをします。

 

 

いくらアメリカ人でも、リップ・トゥ・リップでキスはしません。

 

 

喜びのあまり、親友に思わずキスをしてしまう。

 

 

同性からキスされたライリーも、嫌がるそぶりは見せません。

 

 

少なくともこの行為から、エリーはレズビアンの可能性が浮上します。

 

 

仮にそうでないとしても、エリーが男の裸などにはなんの興味も示さない嗜好の持ち主であることがここで提示されます。

 

 

だから、ビルのゲイ雑誌を平然と見れたのです。

 

 

演出ミスというのは、完全にボクの早とちりでした。

 

 

 

 

このように、DLCの「レフト・ビハインド(残された者)」で本編のちょっとした謎が明かされるのですが、「ラスト・オブ・アス」はもう文句なしに買いです!

 

 

このゲームのためにPS3、もしくはPS4を買ってもお釣りが来ます!

(あれ? ボクも気付いたら信者になっていますね(笑)

 

 

では、1,000円の「レフト・ビハインド(残された者)」はどうでしょう?

 

 

これは、買って損はないです。

 

 

実際、ボクは買って損をしたとはまったく思っていません。

 

 

しかし、正直なところ、ここで書いたことがほぼすべてです。

 

 

確かに、人間とゾンビに同時に襲われ、三つ巴の戦いになるという、ぜひ本編でやって欲しかった戦闘シーンがありますが、これは相当面白いです。

 

 

最初は、まったく歯が立たず、ビール瓶を投げて、まずゾンビの注意を人間に向けて、彼らに殺し合いをさせて、頭数が減ったところで一人一人丁寧に殺して成功したときには、思わずガッツポーズでしたが、そのようなシーンがバンバン出てくるわけではありません。

 

 

それに、一度そのコツを覚えてしまえば、二度やろうとは思わないです。

 

 

ということで、もし迷っている人がいるのなら、「たった2時間のちょっと感動的な映画に1,000円出せるなら買ってもいいけど、そうでなければ、「ラスト・オブ・アス」を2周、3周したほうがいいよ」というのがボクの答えです。

 

 

 

 

それにしても、ゲームは一体、どこまで進化するのでしょうか。

 

 

楽しみでもあり、ちょっと末恐ろしくもあり、ですね。

 

 

いずれにしても、現在はゲームはエンターテイメントの中では「程度の低いもの」という扱いを受けていますが(人事担当者が2人面接して、「趣味は?」と聞いたら、Aが「読書」、Bが「ゲーム」と答えたら、多分、Aが採用されるでしょう)、この数年で、ゲームは確実にエンターテイメントの頂点に立つでしょうね。

 

 

近々、「龍が如く0」のためにPS4を買いますが、PS3最後のゲームが「ラスト・オブ・アス」とは、ボクは幸せ者ですね(*^^*)

 

 

 PS

ブログを読んだ方から教えていただいたのですが、エリーは本物の馬に乗った経験があるそうです。

ゲームの中では描かれていませんが、エリーとライリーが出会った頃を描いたコミック “The Last of Us : American Dreams” の中で、Winston という名前のおじさんに乗せてもらっているそうです。

 

 

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1-5 マクロの構成と基本用語
1-6 Visual Basic Editorの基礎知識
1-7 エラーへの対処とイミディエイトウィンドウ

 

Chapter 2 VBAの基本構文を理解する

2-1 マクロの記録の限界
2-2 VBAの基本用語と基本構文
2-3 オブジェクトの親子関係
2-4 コレクションを操作する(すべてのブックを閉じる)

 

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3-1 ブックを開く/閉じる
3-2 ワークシートの印刷プレビューを実行する
3-3 ワークシートを削除する
3-4 ワークシートを表示/非表示にする
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Chapter 13 その他の便利なコントロール

 

Chapter 14 文字列を操作する関数

 

Chapter 15 日付や時刻を操作する関数

 

Chapter 16 その他の便利な関数

 

Chapter 17 マクロの連携とユーザー定義関数

 

Chapter 18 イベントマクロ

 

Chapter 19 エラー処理

 

Chapter 20 画面表示と組み込みダイアログボックス

 

Chapter 21 グラフをVBAで操作する

 

Chapter 22 ファイルの操作

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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