テニススタイルを変えたムグルサ(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ47)
現在、マイアミ・オープンという男女共催の大きな大会が開かれています。
女子は「プレミア・マンダトリー」、男子は「MASTERS1000」に位置する大会で、その名のとおり優勝すれば1000ポイントです(ちなみに、グランドスラムの優勝ポイントは2000ポイント)
我らがベリンダ・ベンチッチは、背中の怪我で初戦で棄権しましたが、ブクブクに太っていてビックリ( ;∀;)
怪我の影響で練習ができなくて太ってしまったのか、不摂生で太ってしまったのかわかりませんが、あの体型では左右に振られたらあっさり負けるでしょうね。
情報がないだけに不安です。
さて、本題ですが、ボクは こちら のブログで、「ムグルサはコーチを代えるべき」と書きました。
それくらい、ムグルサのテニスはどん底でした。
しかし、素人のボクがわかるくらいですから、ムグルサもしっかりと対策を立ててきました。
完全にテニススタイルが変わりました。
これまでのムグルサは、ボクが「ムグルサ・ゾーン」と呼ぶ、自分の好きなコースに来た低いボールは、とにかくウィナー狙い。
常に140Kmを超え、時に150Kmに達するフォアハンドのアングルショットをバシバシと決めていたのですが、今年に入って、各選手は「ムグルサ・ゾーン」にスピンのかかった高いボールを集めるようになり、それをムグルサがウィナーを狙いにいってミスをし、フラストレーションを溜めて温厚な彼女がラケットを叩きつけ、時に心が折れてベンチで涙を流し、早々に敗退するというパターンを繰り返していました。
しかし、マイアミ・オープンに入ってから、完全にテニススタイルを変えてきました。
まず、150Kmのアングルショットは封印し、根気強くラリーをしながらウィナー・チャンス、もしくは相手のミスを待つというテニスになりました。
もちろん、ボクのアドバイスが届いたわけではありませんが(笑)、攻撃と守備のバランスがとてもよくなりました。
これまでのムグルサは、それが彼女の持ち味であり魅力でもあったのですが、自分でウィナーを決めるか、自分でミスをするか。
すなわち、独りでテニスをしていました。
しかし、たとえウィナーを決めなくても、ラリーをして相手がミスをしても得点が入るのがテニスです。
この当たり前のこと、すなわち、「テニスはミスを競い合うスポーツ」の原点に返りました。
結果、試合運びがラクになり、以前ほどのスピードはありませんが、時に130Km程度のウィナーも決め、非常に安定したテニスになりました。
もっとも、このテニスにも欠点はあります。
そもそも、ムグルサは守備型の選手ではありません。
すなわち、このテニスがセレナやアザレンカ、ハレプ、ラドワンスカ、スアレス・ナバロといった上位選手に通用するのかということです。
ムグルサは、テニススタイルを変えてから、まだ上位選手との対戦がありません。
そしていよいよ、次戦は、恐らく今もっとも強いであろうビクトリア・アザレンカとの対戦です。
ボクの予想では、アザレンカの圧勝ですが、「セレナ1強」の時代が終わりつつある今、今度は「アザレンカ1強」ではまったく面白くありません。
厳しい戦いになると思いますが、ぜひともガルビネ・ムグルサに勝って欲しいですね。
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