VisibleRangeプロパティ、ウィンドウ内に表示されているセル範囲を取得する(Excel VBA)
VBAに精通した人でも、「現在、ウィンドウ内に表示されているセル範囲を取得してください」と言われると、頭を悩ます人も多いのではないでしょうか。
ここでは、セルA1:J20がウィンドウ内に表示されているとします。
そして、20行目とJ列はすべてが表示されてはいませんが、一部でも表示されていれば「表示されている」とみなします(もっとも、わずかしか表示されていないと「表示されていない」とみなされることもあります)。
そして、VBAにはこの表示されているセル範囲を取得するVisibleRangeという便利なプロパティがあります。
このVisibleRangeプロパティは、次のサンプルのようにWindowオブジェクトに対して使用しますので、その点は注意してください。
Sub Sample_020()
MsgBox ActiveWindow.VisibleRange.Address
End Sub
なお、ワークシートに対してウィンドウ枠の固定を行っていると、VisibleRangeプロパティですべてのセルを取得することはできません。
たとえば、セルC3でウィンドウ枠を固定している場合は、セルD4を左上にして、ウィンドウ内に表示されている右下のセルまでを取得します。
すなわち、ウィンドウを最大化し、VisibleRangeプロパティで取得した左上のセルの1行左・1列上のセルを取得すれば、ウィンドウ枠を固定しているセルが取得できます。
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Chapter6 条件分岐を理解する
Chapter7 繰り返し処理(ループ)を理解する
Chapter8 対話型のマクロを作る
Chapter10 ユーザーフォーム
Chapter11 基本的な入力や表示を行うコントロール
Chapter12 選択を行うコントロール
Chapter13 そのほかの便利なコントロール
Chapter14 文字列を操作する関数
Chapter15 日付や時刻を操作する関数
Chapter16 そのほかの便利な関数
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