シャラポワ2世、カサキナ、ビンチに雪辱!(カサキナを気絶するまで応援するブログ107)
シャラポワ2世、ロシアの19歳、ダリア・カサキナが、
TOP10プレイヤーのロベルタ・ビンチに雪辱です!
「雪辱」というのには理由があります。
今年の2月のドーハオープン。
カサキナはビンチと2回戦で対戦したのですが、1stセットを取り、2ndセットも4-2か4-3でリードして自分のサービスゲーム。
ボクは、確実にカサキナの勝利を確信したのですが、ここで突然、ビンチが苦痛に顔をゆがめました。
ふくらはぎを押さえて、足を引きずりながらリターンポジションにつくビンチを見て
「え? 私、サーブを打っちゃってもいいんですか?」
と主審を見るカサキナ。
結局、試合は続行になりましたが、不思議なことにプレーが始まるとビンチは縦横無尽に走り回ります。
しかし、リターンポジションにつくときには、顔をゆがめて足を引きずっています。
ビンチは、随分と不思議なふくらはぎを持っているようですね(笑)
これで、完全にメンタルを破壊されたカサキナは2ndセットを落とし、何が起きているのかわからないという顔で茫然自失。
すると、メディカルタイムアウトすら取っていないビンチは、3rdセットに入ったとたんにふくらはぎが全快。
いや、本当にビンチは人知の及ばない脚の持ち主なんですね(笑)
そして、カサキナは負けたわけですが、この試合のときからボクはずっと待っていました。
カサキナは、いつビンチと対戦するんだ?
今度は絶対に勝ってくれ!と。
それから5カ月経っていますので、結果論ではなく、恐らく勝つだろうと思っていました。
なぜなら、19歳のダリア・カサキナはこの5カ月で成長していますが、32歳のロベルタ・ビンチが5カ月前より強くなっているはずがないからです。
実際に、2-0でカサキナが勝ちました。
結果論ですが、1stセット、7-5と苦労したのがよかったですね。
6-3くらいで楽勝かと思いましたが、そこは相手もTOP10選手なので、アドバンテージがお互いに行ったり来たりしながら、1stセットはもつれました。
しかし、だからこそ、カサキナはメンタルが落ちることなく、2ndセットもいい入り方ができました。
むしろ、メンタルが崩れたのはビンチのほうでしたね。
1stセットを落とし、2ndセットもいきなりブレークを許したら、のらりくらりとラリーをするのが持ち味のビンチが、一発でウィナー狙いでそのショットをミスる。
一方のカサキナは、苦手としているサーブで1-2-punchが面白いように決まる。
実は、その前にユージニー・ブシャール VS チブルコワを観たいのを泣く泣くこらえて
(ネットでブシャールがガッツポーズをしている写真があったので、結果がわかってしまっていたこともありますが)
女子テニス界の美しすぎるバレリーナこと(ボクが名付けました(笑)
カミラ・ジョルジとロベルタ・ビンチの2回戦を観たのですが、
「ビンチがこのテニスをカサキナ相手にやったら、カサキナが絶対に勝つ」
と確信してから試合を観ました。
ビンチは、バックハンドの90%以上がスライスボールで、それで時間を稼いでネットに出るプレースタイルで、昨年の全米オープンの準決勝であのセレナ・ウィリアムズに勝ちました。
しかし、ビンチの試合は好き好んで観ないのでよくわかりませんが、今年観た数試合は、あのセレナ戦のようなネットプレーがまったくありませんね。
これでは、スライスボールを相手に回り込まれて、フォアハンドのダウンザラインの餌食になるだけですね。
今は、昨年の全米オープン準優勝のポイントがありますのでTOP10にいますが、まあ陥落するでしょう。
それよりも、ダリア・カサキナ、4回戦進出です!
このモントリオール・オープンに照準を合わせて、先週のスタンフォードもCITI OPENも欠場するという、ランキング30位台の選手とは思えない老獪な作戦が見事に奏功しています。
次は、おそらく、アンジェリック・ケルバーでしょう。
ケルバーに勝っても、次は、前回こてんぱにやられたシモナ・ハレプ。
険しい道のりですが、優勝を信じてカサキナを気絶するまで応援します!
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