キーズ VS アリソン・リスク(全米オープン観戦記6・カサキナを気絶するまで応援するブログ142)
深夜0時からシモナ・ハレプの試合を観たかったのですが、外出先から帰宅したのが22時半で、中途半端な時間ができてしまったので、録画を消す前に雰囲気だけでもと、マディソン・キーズ VS アリソン・リスクを観始めたら、面白かったです!
途中で0時になってしまったので、2ndセットの途中まで観て、ハレプを観て、そのあとに残りを観たのですが、世界ランク9位と60位の差が出たのは、2ndセットのタイブレークでしたね。
リスクが5-4とリードして、自分のサービスが2本。
正直、ここでリスクが決めると思ったのですが、2本ともミニブレークを許してしまい、逆に5-6と逆転されてキーズのサーブ。
「勝ちビビり」という言葉がありますが、リスクは明らかにプレッシャーに負けましたね。
それから、最初のほうで実況が言っていたのですが、多分のキーズのコーチだと思いますが、過去にはマリア・シャラポワ、キャロライン・ウォズニアッキという世界1位の選手から、今年の4月まではユージニー・ブシャールのコーチをしていたそうですが、謎なのは、確かに素晴らしいコーチ遍歴ですが、ボクが選手だったらお金を積んででも優秀なコーチは手放したくないです。
なぜ、シャラポワやウォズニアッキ、ブシャールが手放したのか。
それとも、お金で動く人ではなく、自分が育てたい選手を渡り歩く人なのか、理由はわからないのですが、もしキーズのコーチだとしたら、やらせているプレーがブシャールと同じだなと思いました。
ボクは、プレミアトーナメントのブシャールの試合の90%を観ていますが、ブログで何度も、「ブシャールのテニスは雑な時がある」と訴えてきたのですが、それは「試合前に決めたことを、それで成功していないのに固執する傾向がある」という意味です。
上手にいかなければ、通常は試合中に作戦を変更するものなのですが、ブシャールは一度決めたスタイルを貫き通し、それで負けたらしかたない、みたいなテニスをすることが多いのですが、今日のキーズも「パワーヒットでいく」と決めて、それで1stセットを取られ、上述のとおり2ndセットはかろうじて取りましたが、Unforced Errorsが30本も出ているのに、80%くらいの力で相手を揺さぶってみるとか、スライスやループボールでつないで、ウィナーを決められるボールを待つということはせずに、すべてのショットをパワーヒット。
この頑固さがブシャールと似ているので、もしかしたらコーチの影響かなと思いました。
キーズのパワーテニスは確かに脅威ですが、当然ですが全盛期のセレナ・ウィリアムズとは比較になりません。
高速サーブをブロックリターンして、丁寧に試合を運べば勝てない相手ではないと思います。
まあ、それ以上にキーズにいいプレーをされたらあきらめるしかないのですが、最高のパフォーマンスをしたら今一番強いのは、やはりガルビネ・ムグルサかペトラ・クビトバだと思うので、彼女たちほどの脅威は感じませんでした。
(ちなみに、写真はブシャールです(笑)
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