Road of Resistance -BABYMETAL-
BABYMETALを聴いた友人で、
「え? これくらい歌える女子高生いるよね?」
と言う人がいますが、大間違いです。
SU-METALの艶のあるボーカルと声量はある程度は生まれ持ったもので、確かに100人に1人くらい「SU-METALっぽく」歌える人はいるかもしれません。
しかし、「SU-METALのように」歌える人はまずいません。
彼女のように歌うには、きちんとボイストレーニングをして、「倍音」が出せなければいけません。
この「倍音」については、話すと長くなるので機会があったらブログに書きますが、ボクは、著名なシンガーからスポーツ解説者まで(解説者も声が命ですから)、幅広くコーチをしてきた、日本を代表するボイストレーナーの友人に、倍音についてきっちり教えてもらいました。
(ボクがトレーニングを受けたという意味ではありません。
ですから、ボクは倍音は出せません)
まあ、簡単に言うと、2人以上でもしくは合唱団で完璧に音程が一致すると、1オクターブ上の音が生まれるのですが、これも倍音の一種です。
そして、ここがカラオケプロと本物のプロの圧倒的な差です。
ボクは、プロのシンガーとお店に行って、何度か彼ら、彼女らの歌を聴いたことがありますが、彼らが歌いだすと、お客さんは会話をやめて聴き入ります。
言い換えれば、他のお客さんが思わず会話をやめてしまうレベルにならなければ、それは単なるカラオケプロということです。
そして、カラオケプロがエンタテイメントの世界で通用することはまずありません。
このSU-METALの、そして、BABYMETALやバックの神バンドの魅力が一番伝わる曲は、やっぱり
Road of Resistance
だと思います。
ちなみに、トリを飾るこの曲では、3人は「BABYMETAL」の旗を掲げて登場しますが、「旗」というのは分身を意味します。
以前、イラク戦争のときに、日本は世界中から、”Show the flag!”、「旗を見せろ!」と叩かれましたが、もしアメリカ人の前で星条旗を燃やしたら、ボコボコにされるでしょう。
その点、日本人は、海外で反日デモが起きたときに、日の丸を燃やされてもあまり怒る人はいませんが、これは全世界で日本人だけの特有な反応です。
外国人は、旗を燃やされるほどの侮辱はないと考えるからです。
すなわち、BABYMETALが最後に旗を持って登場するという演出自体が、彼女たちが「世界」を意識している証だと、ボクは勝手に解釈しています。
ちなみに、最後のSU-METALのド迫力の”We are!”というシャウトは、ポール・マッカートニー&ウィングスの伝説のコンサート映画、”ROCK SHOW”の最後の”SOILY”のポール・マッカートニーのシャウトを彷彿とさせます。
この動画を観れば、彼女たちが単なるアイドルグループではないことが、一部の人には伝わると思います。
(まあ、音楽は個人の嗜好なので、何度言っても伝わらない人には伝わらないのですが、こればっかりはしかたありませんね(´;ω;`)
実際、ボクは友人にYouTubeのURLをLINEで送ったのですが、1人も返事がありませんでした( ;∀;)
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