メチャ気になる Vol.59
小説を書いていると、場面によっては未知の世界を知る必要があります。ですからいろいろな記事に興味を持つようにしていますが、とても興味深いブログを発見しました。
タイトルは保育園問題を取り上げたもののパクリですね。でも内容は斬新でした。
ブログの著者は酒を飲みすぎて、店員ともめて怪我をさせてしまいます。そして警察に逮捕されて11日間も留置場に拘束されました。そのときの経験が、とてもわかりやすく書かれた記事です。まさしく未知の世界でした。
とにかく納得できないことが多い、と記されています。著者は自分が悪いことを認めながらも、耐えきれなかったことを列挙していました。
通常は22日間拘留されるそうです。でも著者に関しては11日だったので、それだけはラッキーだったとのこと。でもその11日間で、刑事の取り調べは90分ほど。検事の取り調べは1時間ほどで、裁判官の質問は10分だけ。あとはずっと拘留されたままだったそうです。
もろもろの手続きがあるのでしょうが、なぜ11日間も拘束されるのか納得がいかなかったようです。人によっては職を失うこともあるでしょう。電話連絡も1回だけです。ところが電話番号を覚えているもの限定なので、もし家族や親しい友人の電話番号を記憶していなかったらアウト。著者も携帯に記憶させていますから、結局誰にも11日間連絡できなかったそうです。当然友人たちは、失踪届けを出しています。
逮捕されることをした本人が悪いのは言うまでもありません。でもこの記事を読んで、まだ罪が確定していない人間に対してここまでやっていいものかと、私も感じました。著者がここを改善してほしいと思ったことを列挙してみます。
・留置場に入ったらまずは、そういった基本的な刑事事件の手続きの流れが分かる資料を配って欲しい。
・拘留期間を欧米並みに短縮してくれ
・捜査中でも、別に拘留していなくてもいいんじゃない。必要があれば何日何時に警察署、検察に来てくださいという形にすれば
・午前の部と午後の部にわけろ
・検事が留置場に来て質問しろ
・各警察署内ではなく、地検のそばに留置施設を作れ
・携帯電話を参照させろ。警察同席の上で、3件くらい電話させろ。
・トイレットペーパーを常設しろ
・トイレの扉をもっと防音性の高いものにしろ
・地検は別に個室のトイレを用意しろ(もしくはクソ用の待合室を一つ用意しろ)
・面会、手紙での英語を許可しろ
・刑事事件の手続きが分かる資料の英中韓版を作れ
・よくある質問、依頼に関しての日本語外国語を併記した資料を作れ
・「トイレットペーパーくださいとか、弁護士読んでください」など外国人はそれを指差すことで意志疎通できるように
てなことが書かれています。とても興味深い記事ですので、このブログを読んでいただけたら上記の内容が理解できます。
いい勉強になりました。そして同時に怖くなりました。
だっていつ自分が同じ立場になるかわかりません。世の中には冤罪というものも存在しているわけですから。何かの間違いで犯罪者扱いされて逮捕され、留置場に放り込まれるかもしれません。犯罪者の人権なんて、基本的に存在しないと思っていた方がいいのかも。
あのホリエモンこと堀江貴文さんも、刑務所よりも拘置所のほうが辛かったそうです。自殺を考えそうになるほど追い込まれたと書かれていました。社会と完全に隔離されますからね。この記事を読んで、私は思わず妻の携帯番号を暗唱していました〜〜!
最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
『STORY OF ZERO BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。