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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.575

歳を取ると、1年が早く感じる人は多いと思う。ボクも同じ。

 

満開の桜を見ていると、ついこの前に見たような気がする。1年も経ったような気がしない。

 

時間には絶対的時間と心理的時間がある。絶対的時間は誰にも共通で、1日が24時間と決まっている。だけど心理的時間は人によって様々。そして同じ人でも、そのときの精神状態によって感じ方はちがう。時間が相対的だと言ったアインシュタインは正しいということ。

 

年齢を重ねると、心理的時間が早くなるのはなぜか?

 

よく言われているのが、分母と分子の関係。長く生きている人ほど分母が大きくなるから、全体的に時間が短く感じるというもの。説得力はあるけれど、もう少し突っ込んで欲しい。

 

そんな時間の感じ方について、最新の研究が紹介されている。

 

毎日同じことばかりしてると、あっという間に人は老けていく。

 

ミュンヘンの大学が研究したところによると、やはり歳を取るほど時間の経過を早く感じるらしい。おおよその基準となるのが40歳らしく、それ以降の世代は時間が早く過ぎると思っている。

 

これは人間の心理が影響しているとのこと。

 

人間は新しいことに対して感情の動きが活発になる。初めて経験することを記憶に取り込もうとするから。そこに多大なエネルギーを消費するので、他のことに割くことが難しくなる。つまり馴れ親しんだことに対しては、感情の動きが鈍くなるらしい。

 

若いあいだは、どんなことも新しい。日々が初体験の連続なので、脳は活発に活動している。記憶することがあまたあるので、1年が長いと感じる。

 

ところが40歳以降になってくると、そうそう新しいことはない。仕事もパターン化してくるし、未来も見えてくる。人生経験もある程度は積んでいるから、脳は鈍化している。だから1年が早く過ぎると感じるらしい。

 

これはヤバい!

 

1年があっという間に過ぎるということは、新しいことを経験していないことになる。これはあかん。

 

何かに集中してると、時間が早く経過する。ボクは小説を書き出すと、1時間が5分くらいに思える。この場合は、集中しているからこその感覚だろう。そしてそういうフロー感覚を持てることは大切だと思う。

 

だけど1年単位で考えた場合、時間の経過を早く感じるのは、新しいことにトライしていないのかもしれない。何かに集中しているようで、決められたルーティンをこなしているだけかも。

 

子供のころのように、1年を長いと感じるのは無理かもしれない。だけど少なくとも、あっという間に過ぎるという感覚は軌道修正できるかもしれない。そのためには好奇心を無くさず、新しいことに向き合うモチベーションを維持することだろう。

 

そしてそれは変化を恐れないことだと思う。とても興味深い記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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