SOLA TODAY Vol.582
炭水化物が大好き人間のボクとしては、気になるのが太りやすいということ。炭水化物抜きの糖質制限ダイエットをする気はないけれど、太りにくい炭水化物があればいいなぁと思ってしまう。
そんな夢のような話はないだろうと思っていたが、そうでもないらしい。
なんとパスタは食べても太らないそう。マジか!
カナダのトロントで、病院の研究チームが行った実験結果によるもの。延べ2500人近い被験者を対象にして、32回も比較試験を行っている。炭水化物はパスタだけを食べるという食生活に変えてもらうと、体重や体脂肪率が増える人は出なかった。それどころか、平均して0.5キログラムも体重が減ったとのこと。
その理由として考えらるのは、パスタという食材はGI値が低いから。GI値とは、食品がどれだけ血糖値を上昇させるかを表した数値。米やパン、ジャガイモはGI値が高い。これらの食品は身体への吸収が早く、一気に血糖値が上昇する。
すると血糖値を安定させようとしてインシュリンが分泌される。このインシュリンが脂肪を作るらしい。だからあっという間に炭水化物は脂肪に変わる。なんだか恐ろしいw
ところがパスタはGI値が低いので、ゆっくりと吸収される。だからインシュリンの分泌が抑えられて、脂肪になりにくいということらしい。なるほどね。とても説得力のある理屈だと思う。
ただこの記事で気になったのは、パスタが少ない量で満足感を得られるという記述。それによって食べ過ぎを抑えられて、結果として太らないと書かれている。
だけどボクが思うに、血糖値が早く上昇するほうが、満腹中枢がつられて機能すると思うんだけれど。だからパンやお米のほうが、早く満腹感を感じるような気がするんだけれどな。ゆっくり血糖値が上昇するパスタなら、いつまでもダラダラ食べてしまいそうw
もうひとつ思うのは、イタリア人って太っている人が多いよね。少なくとも他のヨーロッパの人たちに比べて、彼らが痩せているとは思えない。パスタを常食している人が多いと思うけれど、そのあたりはどうなんだろう?
たしかにパスタは太りにくいのかもしれない。だけど結果として、食べ過ぎたたら同じだということだろう。パスタってマジで美味しいから、めちゃ食べてしまう。ついでにワインやビールを飲むことも多い。
せっかくパスタが太りにくい要素を持っていても、食べる量を抑えなければ同じことだよね。だからパスタを食べれば、痩せるということでもない。お米でも、パンでも、そしてパスタでも、食べ過ぎたら結果は同じだということだろう。炭水化物って、本当に美味しいものね〜!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。