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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.786

大きな事件の真相というものは、想像をはるかに超えているように思う。「事実は小説よりも奇なり」という言葉は、世の中の出来事を的確に言い表しているのかもしれないね。

 

スクープ!あの脱北兵士が初めて明かす「亡命の真相と祖国の実状」

 

昨年の11月、北朝鮮の兵士が板門店の南北境界線を突破して亡命した事件を覚えているだろうか? その一人の兵士に向けて、亡命を阻止しようとした朝鮮人民軍は、40発以上もの銃弾を放っている。うち5発が命中して、その兵士は韓国の病院にかつぎこまれた。

 

どうにか命を取り止めた兵士は、2ヶ月ほど韓国政府組織で尋問を受けたあと、新しい名前と戸籍を与えられて韓国人として暮らしている。この兵士がひそかに来日していて、取材に応じたインタビューをまとめた記事。

 

ボクが驚いたのは、脱北した理由。普通は北朝鮮の暮らしに嫌気がさし、勇気をふりしぼって亡命したと考えるだろう。ところがまったくちがうらしい。

 

同僚の兵士と酒を飲んでいるとき、何かの理由で口論になったらしい。それがエスカレートして、相手の兵士は銃を手にした。このままでは殺されると思った脱北兵士は、必死で南北境界線近くまで逃げた。

 

その結果として、国境を越えるしかなかったらしい。記事を読みながら、思わず口アングリになってしまった。

 

その兵士はどちらかといえば上流階級の出身で、食べ物に困るようなことは経験していない。北朝鮮は生まれによって人生が大きく左右されるらしく、そういう意味では脱北する必要のない立場だった。

 

それがケンカで国境を越えることになるなんて、本人だって数時間前までは思いもしなかったことだろう。小説にしたくなるような話だよね。

 

だけど二度と北朝鮮に戻るつもりはないらしい。亡命しているので現実的に戻れないということだけでなく、やはり韓国の暮らしに自由を感じたのが理由らしい。詳しくはこの記事に書かれているけれど、北朝鮮の国民はきびしい思想統制を受けていて、発言や行動に政府組織の目が光っている。

 

北朝鮮を出ることで、ようやくその事実に気がついたそう。だけど静かに暮らしたいので、韓国のメディア等に出ることは控えているとのことだった。

 

興味深かったのは、北朝鮮の若い兵士たちは金正恩に対して好意的ではないらしい。高齢者の人たちにはあの一族を信奉している人が多いけれど、若い人たちは違和感を覚えているとのこと。そんなことを公に話せば、公開処刑されるので黙っているだけらしい。

 

金正恩という人物は、どうやら若い世代に対する求心力を失いつつあるようだね。ほんの少しだけれど、あの国の明るい未来が見えたような気がする。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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