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高羽そらさんインタビュー

ストロング系はもはやドラッグ?

ここのところTwitterでよく見かける『ストンロングゼロ』という言葉。そのほとんどがヤバいという投稿。ヤバいというのは、どちらかといえば危ないという意味合いで使われている。

 

ストロングゼロが缶チューハイだという程度の知識しかないボクには、最初は何がヤバいのかわからなかった。ところが投稿を見ていると、あっという間に酔ってしまったり、意識を失うと書かれている。さらに酩酊して暴力をふるう人もいた。

 

つい数日前も、ある人がTwitterに投稿していた。お酒には強いほうだと自覚している男性が、ある店にいくと意識を失うことが何度もあった。そこで調べてみると、その店で提供されていたチューハイはストロングゼロだった。

 

そんなストロング系について、専門家が意見を述べている記事がある。とてもわかりやすく、かつ恐ろしかった。

 

ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」

 

インタビューに答えているのは、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長、薬物依存症センターセンター長である松本俊彦さん。ボクは以前にYouTubeの番組で松本さんの対談を見たことがあり、薬物依存に関するスペシャリストであることを十分に知っている。

 

だからこそこのインタビューを読んで、ストロング系チューハイがもはやドラッグ並みの飲料であることに強い説得力を感じた。口あたりはほぼジュースなのに、アルコール度数は9%もある。350mlの缶を飲むと、日本酒を1合飲み干したのと同じらしい。

 

でも日本酒ならチビチビと飲むけれど、ストロングゼロならグビグビと飲んでしまう。普段からお酒を飲まないような人でもゴクゴク飲めるから、気がついたときには意識がぶっ飛んでいるという状態らしい。

 

ストロング系の飲料が生まれた背景は酒税。ビールより安い酒税だった発泡酒の課税率が上がり、さらに安価でアルコールを楽しむために税法の抜け道的な目的で商品開発された。だから安いし、すぐに酔える。飲んだ人の感想によると、ジュース味のエチルアルコールと言っていいらしい。

 

飲んだことはないけれど、たしかにヤバそうなお酒だよね。お酒というのは日本酒や洋酒を問わず、決してグイグイ飲むことはない。そんな飲み方をするのは、真夏の1杯目のビールくらいだろう。

 

でもただのジュース味だったら、あまりお酒に強くない人でも飲んでしまう。あるいはただ酔いたいだけの人も手を出しそう。事実松本さんのインタビューによると、薬物依存の患者さんがストロング系を飲んで暴れることが多いそう。

 

断薬する辛さを誤魔化すため、お酒に手を出す人が多い。依存傾向の強い人がストロング系を飲むと、ちょっとマズいことになりやすいとのこと。暴力をふるったり、ひどい場合は自殺の可能性も高くなる。

 

フィンランドでは蒸留酒の税金を上げた。そうすると大幅に自殺者の数が減少した。アルコールと自殺というのは相関関係が高いということ。なのに日本はストロング系の酒税を安く設定しているわけだから、松本さんのような専門家が警告するのがわかるような気がする。

 

まぁでも現状ではどうしようもないだろうな。ストロング系による健康被害や犯罪、あるいは自殺との因果関係が証明されないと規制がかからないだろうね。とにかくお酒は苦手だけれど、酔ってみたいと思っているようは人は手を出さないほうが賢明だと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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