コロナと共存するしかないよ
新型コロナウイルスが騒がしくなった今年の2月、我が家のマンションは大規模修繕がスタートした。その途中には緊急事態宣言が発出されて工事の中断が心配されたけれど、どうにか予定どおりに進められた。そしてようやく今週で完全終了する。
コロナに始まりコロナに終わった大規模修繕、と言いたいところ。でも残念ながらコロナの方は収束のめどが立っていない。というより収束しないと思う。
それゆえ人間はコロナと共存していくしかない。昨日のニュースを見て、本気でそう思った。
香港男性がコロナ再感染、世界初の実証 2種類のウイルス株確認
香港大学による発表。一度感染して回復した男性が、再び新型コロナウイルスに感染した。その理由は1回目とは異なるコロナウイルスに感染していたから。つまりインフルエンザウイルスのようにコロナも変異するということ。
だから集団免疫を獲得しても、感染の流行が止まらない可能性が高い。もちろんワクチン接種は大切。これまたインフルエンザと同じで、ワクチンによって爆発的な感染者の増加を防げるはず。だから開発は進めるべきだけれど、人類がコロナと完全に手を切るのは難しいと思ったほうがよさそう。
この事実を受け入れて、死亡率の低い日本は新型コロナを指定感染症から外すべきだと思う。でないと保健所の負担は増えるばかりだし、医療関係者も追い詰められてしまう。そのうえ指定感染症のままだと、感染者に対する不当な差別が止まらない。
もちろん高齢者や既往症のある人にとって危険なウイルスなのは事実。それゆえ感染しないよう、感染させないようにすることは大切。だからといっていつまでも指定感染症のままだと、医療も経済もグチャグチャになってしまう。
ゼロリスクなんて絶対にありえないんだから、適切な感染防止をしつつ、普通の生活に移行していくべきだと思う。とにかくワクチンの開発を急ぎ、インフルエンザのように共存していくしかないと思う。
昨日の報道によると、コロナの指定感染症扱いが妥当かどうか、管官房長官が専門家の意見を聞くことを表明している。そして28日には安倍首相がコロナ関連の会見を予定している。その席で指定感染症の解除について言及してほしいところ。
そしてもうひとつ言いたい。マスコミは各都道府県のその日の感染者数と累計感染者数の発表をやめてほしい。4月のころと検査数等の状況が大きく変わっているんだから、あんな報道になんの意味もない。情弱の人たちに不安を増大させるだけ。
コロナとの付き合い方を、ボクたちは全面的に見直したほうがいいと思う。
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