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高羽そらさんインタビュー

顔と銀行口座の紐付けは不安

IT進化は生活の利便性が飛躍的に高くなることで、一度体験してしまうと後戻りできない。ここ1年くらいでボクが二度と後戻りできないと感じているのは、タクシーの配車アプリ。

 

タクシーに乗るのは、ミューナを獣医さんに連れていくときくらい。そんな使用頻度でも、マジでありがたいと感じる。不安とストレスと1分でも早く自宅に戻りたいと切望しているミューナを抱えて、帰りのタクシーを探すのは大変。ボクのストレスまでマックスになってしまう。

 

だけど配車アプリなら、大抵は数分で来てくれる。そのうえ到着するタクシーのナンバーや現在位置までわかる。だから安心して待っていられる。さらに行き先を口にしてなくてもいいし、降りるときも財布はいらない。絶対に昔のタクシーには戻れない。

 

便利になることはいい。これからも新しいシステムが開発されていくだろう。ただ便利ではあっても、二の足を踏んでしまうことはある。ロシアでまさにそんなことが起きている。

 

カード不要で楽々のはずが、モスクワ地下鉄の「顔認証」サービスが大不評

 

今月の15日から、ロシアのモスクワでは地下鉄が顔パスになる。専用アプリに顔写真と銀行口座を登録すれば、地下鉄の全駅で顔パスになるというもの。マスクをしていても顔認証が可能というシステム。iPhoneより優れているwww

 

ところが毎日900万人が利用しているモスクワの地下鉄なのに、このシステムに登録している人は1万5000人しかない。スタートしたらどうなるかわからないけれど、いまのところは大不評というしかない。

 

当局は不安の解消に必死で、「この顔認証システムに氏名その他の個人情報は含まれない」とし、「情報を保存するデータセンターにアクセスできるのは内務省だけ」だと弁明しているとのこと。

 

でもこれはいいわけだよね。銀行口座から預金が引き落とされるなら、顔認証システムに氏名等の個人情報が含まれないというのは信用できない。内務省だけしかアクセスできないといったって、その内務省の人間が悪用する可能性は排除されていない。

 

感覚的にいえば自分の顔と銀行口座が紐付けされているのは、どうにも気持ち悪い。スマートフォンやICチップの物理的なアイテムと、個人情報の紐付けはまだ容認できる。だけど『顔』ということに生理的な抵抗がある。

 

そしてロシアというお国事情を考えると、モスクワ市民が警戒するのはわかる。反政府デモ等の容疑者を、ロシアは顔認証システムを使うことで拘束している。防犯ということだけではなく、政府の都合のいいように顔認証データが利用される懸念が消えない。

 

だって野党の代表が命を狙われる国だからねぇ。そりゃ警戒するだろう。便利だとは思うけれど、もし日本で同じステムが稼働してもボクは利用しないだろうなぁ。『顔』というのは変化するからね。整形だってできるし、太ったり老化によって見た目はちがってくる。

 

もちろんそうしたことも対応できるようになっているんだろう。だとしても抵抗がある。モスクワの人たちの気持ちがわかるような気がする。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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