大村あつしオフィシャルブログ

雨天順延となった土居美咲 vs サマンサ・ストーサー。

今の土居なら十分に勝てると思っていたのですが、3rdセットで2-0とリードしていたのに、突然フォアハンドでミスを連発してからは、完全にサマンサ・ストーサーに流れを持って行かれましたね。

厳しいようですが、こういう負け方をするから土居美咲はTOP30に入れないのだと思います。

たとえばですが、WOWOWもまったくノーチェック、日本のテニスファンもほとんどがノーチェックで、しかたがないのでfacebookで知り合った数名のアメリカ人と盛り上がっているダリア・カサキナは、確かに優勝経験もありませんし、現在ランキング29位ですが、ボクが彼女は確実に２年後にはグランドスラムの優勝争いの常連になっていると確信しているのは、このような自滅がないからです。

負けるときは、相手が100%のテニスをしたときで、これは力負けなのでしかたありません。

しかし、カサキナは試合をするたびに強くなっています。

そもそも、2014年にプロ入りして、誰もが0ポイント、ランキング2000位くらいからスタートするのですが、たったの２年半で29位で今回の全仏オープンはシード選手というそのランキングの上がり方がもはや尋常ではありません。

もちろん、アンジェリック・ケルバーのように、世界ランク100位あたりを数年うろうろして、突然、それまでの努力が開花するケースもありますが、いつまで経ってもTOP20に入ってこれない選手というのは、やはりそれなりの理由があると思います。

主語を「土居美咲」にすれば、「3rdセット、第４ゲームでフォアハンドをミスしていなければ」となりますが、主語を「サマンサ・ストーサー」にすれば、「きれいに土居の足元にボールを沈めてフォアハンドのミスを引き出し、自滅に追い込んだ」ということになります。

客観的に見て、少なくとも今日は、ストーサーのほうが強かったですね。

また１人、ボクが応援している選手が１回戦で姿を消しました(´；ω；`)

なにか、ボクが観るたびに、毎日、好きな選手が消えていくのは寂しい限りです(´；ω；`)

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