メチャ気になる Vol.67
来月は参議院選挙です。自宅近所には候補者のポスターを貼り出す掲示板がすでに設置されています。そして今回注目されるのは、選挙権が18歳に引き下げられた初めての選挙だということです。ところがこんな問題が出てきているそうです。
18歳といえば留年していなければ高校３年生です。でも同じ学年でも18歳の誕生日を迎えていないと、当然ながら選挙権はありません。ところが選挙権のない人が特定の候補者を応援するツイートをリツイートするだけで、選挙違反になってしまう可能性があるとのこと。
もちろん選挙権の取得が20歳のときでも同じことはあったはずです。19歳の人が同じようなリツイートをすれば、問題になるのですからね。ところが高校生という現代のSNS世代ゆえ、教師の方たちは心配が絶えないようです。
でもこれはいい機会ではないでしょうか？
17歳〜18歳に人たちにとっては、選挙に関する法律を学ぶ貴重な機会です。自分のこととして実感できるわけですから。ネットでの情報拡散についても、マナー等を含めて勉強し直すチャンスです。
そして教師の方たちにとっても、ネットに関する生徒への教育的観点を見直す機会になるはずです。恐々としていないで、積極的に取り組むべきでしょう。責任逃れを意識するあまり、『選挙期間中の学校でのスマホを禁止する』なんてことを言い出さないことを願っています。それはただの逃避ですからね。
どんなことであれ、変化があるところには新しい問題が発生します。それは当然ですね。そのことを恐れて規制するより、問題を明確にして、より開かれたものにしていくべきです。そうしないと何も変えていくことができませんからね。この記事を読んで、そんなことを感じました。
いずれスマホ等を利用したネットでの選挙になるはずです。それに対する既得権益者の抵抗は強いでしょう。でも変化によって起きた問題に対して真正面から向き合っていくこと、そしてそれを解消していくことで、既得権益者の抵抗を退けられるはずです。何かを変えていくということは、そういうことだと思います。
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