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高羽そらさんインタビュー

今日のウィルバーくん 6.26

いわゆる『悟り』というものは、一度到達するとそこで完了してしまうものなのでしょうか?

 

そうした質問に対してウィルバーが答えています。彼の返答を見てみましょう。

 

〜以下抜粋。

 

いいえ、そうではありません。実際、ヘーゲルは「悟り」が最終的な状態であるとか、最終的な成果であるという考えから、永遠のプロセスであるという考えに変わっていきました。日本の偉大な老師である道元禅師は、たぶん、スピリチュアルな成長に関してはもっとも偉大な発言をなした人ですが、彼は、スピリチュアルな発達に関して言えることのほとんどを四つの行にまとめています。道元はこう言っています。

 

「仏教は、自己を習うことです。自己を習うというのは、自己を忘れるということです。自己を忘れるということは、万物と一つになるということです。万物と一つになるということは、万物によって悟りを開かされるとうことであり、この痕跡のない悟りは永遠に続きます」そして、ここで道元が仏教と言っていることを神秘主義に変えてみても、同じことなのです。

 

言い換えれば、悟りとはプロセスであって、最終的な状態ではなく、最終的な成果でもなく、永遠に続くものです。この痕跡のない悟りは永遠に続く。これは偉大な聖者の証言であり、告白なのです。この意味で、そしてこの意味においてのみ、あなたは、永遠に続くプロセスとしての、最終的なパラダイムを持つと言えます。それはニューエイジのナルシシズム、私性に取り付かれた考え、「うわぁ、すごい体験だ」といった騒ぎとは別のものです。それは無人であり、誰もそこで特別ではない。特別な人など誰もいないのです。おわかりでしょうか?

 

〜以上抜粋。ケン・ウィルバー著『パラダイムの戦い』より。

 

私が初めて体外離脱を経験したころ、この文章でいうところの「うわぁ、すごい体験だ」という感覚でした。だからそれをブログに書き、知ってもらおうとしました。ところが最近はそうした体験をしていても、あえてブログに書いていません。その理由は、この文章で書き表されていますね。

 

そうです。そんなことを書き散らすのは、私性に取り付かれたナルシシズムなのです。他人と自分の違いを明確にして、エゴを肥大化させるだけの行為ですね。ましてやそのことで収入を得ようとするなんて、私には考えられません。悟りのプロセスが永遠であると気づく前に、自己を忘れることができずにさまようだけでしょう。

 

ここで書かれた道元の言葉は、シンプルですが奥が深い。何度も読んで味わうべき文章だと思います。私たちはゴールを求めているのではありません。永遠のプロセスに至る入り口を探しているのです。それこそが、この世界に生まれてくる目的かもしれません。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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