メチャ気になる Vol.72
一石二鳥という言葉があります。ところが一石五鳥を狙っている技術が、アメリカでテスト運用されるそうです。
良いこと尽くめじゃないか。新型ソーラーパネル道路をテスト運用へ
アメリカのミズーリ州交通局は、国道66号船の一部にソーラーパネルを敷設すると発表しました。道路の脇ではなく、車が走る道路の上に敷設します。強化ガラスでコーティングされたソーラーパネルを敷き詰めることで、発電する道路にしようという計画です。
このソーラーパネル、ただ者ではありません。従来のソーラーパネルは壊れやすいことが懸念材料でした。でもこれは相当頑丈にできていて、トラクターがパネルの上を走行してもまったく問題ありません。
さらに六角形のモジュールを組み合わせる構造なので、施工がとても簡単とのこと。そして熱を生むシートを組み込むことで、冬場に路面の凍結を防止するという融雪機能もあります。日本も雪国での除雪費用は莫大ですから、コスト削減に大きな効果があります。メンテナンスもモジュール単位ですから、手間がかかりません。
でも驚くのはこれからです。このパネルはLEDライトが埋め込まれていますので、道路標識にもなります。文字も道路に表示できるので、様々な警告や交通事故防止に利用することができます。
そして私が最も驚いたのは、野生動物の保護に関するものです。荷重センサーを搭載しているので、道路の上に何かが載ったときにライトを点灯させることができます。この記事の動画を見るとびっくりします。
鹿が道路に迷い込んでも、ライトがついているので鹿へ近づく前に気づくことができます。当然、歩行者でもライトがつきますから人身事故の防止にもつながります。本当に一石五鳥ですよね!
公的支援も確定していて、クラウドファンディングでも2億円を集めています。年内には完成するとのことですので、今年の冬から凍結防止の効果を実感できますね。
ソーラーパネルがこれほど進化しているとは思いませんでした。このような技術はどんどん利用するべきですし、多くの国が利用すれば大量生産が可能になり、さらにコストが下がるでしょう。ぜひ、日本でも導入してほしいと思いました!
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