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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.64

大ブームとなっている「糖質制限ダイエット」。先進国の課題のひとつである肥満というものに対して、圧倒的な支持を得ています。しかしそんな糖質制限に対して、疑問を投げかける記事を見つけました。

 

ご飯はこうして「悪魔」になった〜大ブーム「糖質制限」を考える

 

記事の著者は文化人類学者で、糖質制限について文化人類学の立場から考察されています。そうした視点で見ると、糖質制限というのはとても特異な現象であると言わざるを得ないそうです。人類の歴史において、主食としての糖質が食事の中心をなしてきました。しかしご飯やパンの糖質が、現代病の元凶であるという著作が出版されるにしたがって、一気にご飯が「悪魔」となっています。

 

ところがその主張に、大きな矛盾があると著者は訴えています。

 

昭和22年の統計、あるいはその10年前、さらに江戸時代まで含めても、日本人の栄養摂取の7割から8割が炭水化物である糖質でした。白米に代表される糖質は、日本人の命を支えてきた食物です。そんな明治や戦前の時代に、糖質が原因となる2型糖尿病はほとんど存在しない病気でした。ほとんど米が中心の食事だった時代に存在しない病気が、なぜ現代人にとって糖質制限をしなければいけないほど脅威となっているのか?

 

それについて糖質制限を主張する人たちは、こう答えているそうです。

 

「当時の日本人の運動量は現代人の10倍近くあって、糖尿病にはならなかった。だから現代人は糖質制限をしないと、糖尿病になってしまう」という理論です。

 

ここでこの記事の著者は矛盾を指摘します。つまり米が「悪魔」なのではなく、運動不足が原因なのでは? という主張です。さらに著者が指摘しているのは、標準体型であるにもかかわらず、もっと痩せたいと願うあまり極端な糖質制限をする女性が増えたことです。歴史的に「人間本来の食事」であった糖質を制限することで、「食べたいけど痩せたい」という願望を満たしています。糖質以外の食品で食欲を満たすわけです。

 

その傾向は成長期の子供たちにも影響を与えています。糖質制限こそが絶対的な素晴らしい方法であるかのように拡散されることで、炭水化物を口にしない子供が増えているそうです。ちょっと心配になる状況だと思います。

 

わたしは現在ダイエット中ですが、糖質制限をする気持ちなんてこれっぽっちもありません(笑) だって炭水化物が大好きですから!

 

お米、うどん、そば等は日本の文化であり、関西ではお好み焼きやたこ焼きの「粉もん」が食文化の大きな位置を占めています。糖質は当然ながら外国の食文化も支えています。パスタやパンがこの世から消えたら、それほど寂しいことはありません。

 

まったく糖質制限など気にせず、わたしはしっかりお米やパンやうどんを食べています。それでも3ヶ月で10キロほど体重が落ちています。いたって健康ですし、糖尿病の兆候さえありません。

 

確かに何も動くことをせずに、大量に糖質を食べてばかりいれば健康を害するのは当たり前です。要はバランスです。糖質を摂取するにしろ、制限するにしろ、極端なことをすればバランスが崩れます。どうも現代人は、楽して健康でいようとする傾向が強いように思います。これさえやれば痩せるとか、健康でいられるなどという、便利で簡単な方法はありません。

 

摂取カロリーより消費カロリーを増やすというダイエットの基本を見失って、常にお腹をいっぱいにしたくて糖質制限をしているようにしか思えません。胃は大きく拡張したままなので、常に食べ物の供給を求めます。まずは、満腹にならないと心が癒されないという意識から変えていくべきだと思います。現代のダイエット事情について、いろいろと考えさせてもらえる記事でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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