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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.82

生態系というのは、微妙なバランスによって維持されています。ところがグローバル化によって外来種が入り込むことになり、そのバランスが崩れるという事例がいくつも見られます。

 

日本ではブルーギルやブラックバス等の淡水魚が、30年ほど前から従来の生態系を破壊しているとして問題視されています。琵琶湖などはその典型例としてよくあげられています。ところが日本から持ち込まれた生物が、海外で問題を起こしているという事例もあるそうです。

 

海外で爆発的に繁殖!日本から持ち込まれた植物がすごいことになっている

 

それは植物です。この記事で最初に取り上げられているのが、秋の七草でも有名なクズです。日本ではその根を葛湯にして楽しむ習慣が古くからあります。1876年にフィラデルフィア万国博覧会で明治政府が日本館を出展したとき、建物の装飾としてクズを使ったそうです。それをきっかけにして、アメリカでは東屋やポーチの装飾として人気が出ました。

 

そして1930年代には河川の土砂流出防止のため、繁殖力の強いクズが利用されています。ところがそのパワーは予想をはるかに超えるものだったらしく、とんでもないことになっています。ほぼ九州と同じ面積の場所がクズで埋め尽くされています。この記事に写真がいくつかアップされていますが、まるでモンスターのように家屋を取り巻いています。

 

多年草なので根を取り除かない限り、毎年発生してきます。ところがその根は特大のサツマイモのようなものですから、掘り出すのは大変だとか。アメリカの大地が本来持っていた生態系を破壊しているのは明らかです。

 

もうひとつ取り上げられているのがイタドリです。日本では山菜として親しまれていますね。19世紀にシーボルトが観賞用としてイギリスに持ち込んだイタドリは、人気が出て栽培されるようになりました。イタドリはイギリスの環境がとても気に入ったようです。

 

地下茎をどんどん伸ばし、地表へ顔を出してきます。コンクリートでさえ突き破って、住宅の基礎部分や排水溝に伸びていくそうです。不動産のオーナーはイタドリに手を焼いていて、住宅を購入する際に駆除しないとローンを受けつけてもらえない銀行もあります。資産価値を下げる困った植物なのです。

 

日本でイタドリがそれほど繁殖しないのは、イタドリマダラキジラミという虫が存在しているからとのこと。ですから日本では大量繁殖することがありません。イギリスではその天敵がいないので、好きなだけ成長することができるのです。

 

植物や動物は気が遠くなるような長い時間をかけて進化し、その地域に適応しています。天敵が存在することで適正なバランスを維持しています。ところが外来種は突然変異のようなものですから、既存の生物は対応することができません。バランスが崩れて当然です。

 

結論から言えば、こうした自然界の生態系バランスを崩しているのはブルーギルでもイタドリでもなく、人間だということですね。地球という生命体にとって、人間という種は、ある意味天敵のような存在かもしれません。それは人間の心の内面にあるバランスの乱れが、そのまま自然界に反映されているのでしょう。わたしたち一人ひとりが適正な心のバランスを保ち、それを周囲の環境に反映させないと、人類は駆除の対象になるかもしれません。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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