SOLA TODAY Vol.668
小説の材料になるので、興味のあるなしに関わらず目に留まった情報に注意を払っている。犯罪や戦争に関する情報などは、気分良くないけれどネットで確認することがある。それと同じく武器マニアじゃなくても、新製品につい目がいってしまう。とんでもなく恐ろしい武器が開発されている。
撃たれたら皮膚は炭化 中国が攻撃可能なレーザー光線銃の開発に成功
中国がテロリスト対策で開発を進めていた武器らしい。でも実用化されてしまえば、犯罪でも使用されるのが武器の宿命と言っていい。それだけにかなり恐ろしい武器だと思う。具体的にどのようなものか概略をコピペさせてもらおう。
『これは口径15mmでAK-47とほぼ同じく、重さが3kg。そして射程距離は800mで自動車やボートや飛行機にも搭載が可能となっています。人質が囚えられたような場合では、部隊が救助に向かう中、ガラスを透過して容疑者を狙うこともできます。軍事作戦にも利用が可能で、光線は飛行場のガスタンクを爆発させるほど強力なのです』
レーザー銃なので、当たり前だけれど音が出ない。照射されるだけで物は燃え、人間の皮膚ならば炭化してしまうほど強力なレーザー光らしい。もし皮膚に当たらなくても、衣服があっという間に燃えてしまう。どちらにしても命を落とすことになるだろう。
射程距離が800mというのがすごい。たしかにテロリストや、人質を取った立てこもり犯には有効かも。リチウムイオン電池が使われていて、2秒の照射が1000回も可能らしい。値段も166万円なので、それほど高額じゃない。
中国政府としては厳しく管理して、軍隊と警察にしか使用できないようにするとのこと。でもどうだろう?
流出するのは避けられない、とボクは思う。テロリスト等の犯罪者にとって手が出る値段なので、どうにかして抜け道を探すはず。もし本体を手に入れることができなくても、設計仕様がわかれば作ることだって可能だろう。
武器というものはどれだけ秘密裏に開発されても、表舞台に出たとたん拡散してしまう。このレーザー光線銃に目をつけている反社会勢力は、すでにあると思う。銃規制さえまともに機能していない人間社会なのに、こんなものが出回ったら大変なことになる。
でもこの流れを止めることなんて、絶対に無理だろうね。だって人間という種は、原始時代から武器を作ることで進化してきたんだから。
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